新型デバイス誕生
2025-03-16 17:44:18

岡山大学での不整脈治療に革新!新型デバイスの保険適用開始

岡山大学で実現した新型不整脈治療



2025年3月1日より、岡山大学病院で革新的な医療機器、血管外植込み型除細動器(EV-ICD)が保険適用となりました。この新しい器具は、患者の心臓に直接触れずに不整脈を治療することが可能で、特に命に関わる不整脈からの保護が期待されています。

EV-ICDの特長



従来の植込み型除細動器(ICD)では、リード(導線)が血管内で心臓に固定されていました。この手法にはリードの断線や感染、血管閉塞のリスクが伴いました。しかし、EV-ICDではリードが心臓の外側に設置されるため、これらのリスクが大幅に軽減されます。小型化された本体は、耐用年数が10年以上と長いため、特に若年層患者の治療においても有効です。

岡山大学病院での実績



岡山大学病院では、保険適用後最初の2例の手術が行われ、患者のケアが順調に進んでいます。西井伸洋准教授によると、この新型デバイスによって痛みが少なく、長期間にわたって使用できることから、治療後の負担を大いに軽減できるとのことです。これは患者の生活の質(QOL)向上にも寄与します。

新たな治療の選択肢



EV-ICDがもたらす不整脈治療の選択肢は、これまでの方法に比べてより安全で効果的であると考えられています。若年層を含む多くの患者にとって、この新しいアプローチは不整脈による突然死のリスクを防ぐ大きな助けとなるでしょう。今後、岡山大学病院での取り組みが他の医療機関にも広まり、患者の健康が守られることが期待されます。

医療の発展とSDGs



岡山大学は、地域社会の持続可能性と医療の進歩を両立させた取り組みを進めています。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の意義を理解し、地域と連携しながら研究開発を推進しており、今回のEV-ICDの導入もその一環として位置づけられています。

この新しい医療技術によって、多くの命が救われることを心から願います。今後も岡山大学からの情報提供を通じて、より良い医療が提供されることを期待しています。


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