愛猫のための歯みがき実態調査:飼い主が抱える課題とは
愛猫を愛する飼い主にとって、健康管理は重要なテーマですが、特に口腔ケアに関しては多くの飼い主が悩んでいることが分かりました。スペシャリストホームドクターである上池台動物病院が実施した調査によると、猫の歯みがきの実施頻度や関連する課題について明らかになったことをお伝えします。
調査の背景
今回の調査は、2026年1月27日から1月28日にかけて、猫の飼い主318名を対象にオンラインで実施されました。愛猫の歯みがきに関する実態を把握することを目的としており、その結果は飼い主がどのように愛猫の口腔ケアに取り組んでいるのかを示す貴重なデータとなっています。
歯みがきの頻度
調査結果では、愛猫の歯みがきの頻度に関して、最も多く回答されたのは「月に1〜3回程度」で27.7%となっていました。一方で「ほとんど行っていない」を合わせると、54.1%の飼い主が定期的な口腔ケアを行っていない実態が見えてきました。理想的には毎日、または週3回以上のケアが推奨されていますが、実施できている飼い主は23.0%にとどまり、その理由について考える必要があります。
歯みがきにかける時間
さらに、歯みがきにかける時間について調査したところ、約63.9%の飼い主が1分以内で済ませていることが明らかになりました。多忙な生活の中で愛猫の口腔ケアを行う際には、短時間で済ませたいというニーズが強いことが伺えます。しかし、歯みがきが嫌がる猫には、短時間で無理に行うことが逆効果となることもあります。
猫が歯みがきを嫌がる理由
驚くことに、81.2%の飼い主が「愛猫は歯みがきを嫌がる」と回答しました。この結果は、愛猫の健康管理における大きな課題といえます。子猫の頃から少しずつ慣れさせることが重要であり、いきなり歯ブラシを使うのではなく、段階を踏んだアプローチが推奨されています。やり方を工夫することで、猫も少しずつ慣れてくれるかもしれません。
飼い主が感じる課題
飼い主が感じる困難な点として、最も多かったのは「嫌がる/暴れる/逃げる」という回答で240件を占めていました。次いで「今のやり方が正しいのかわからない」が122件、「うまく磨けない」が108件と続き、技術的な不安も多く見られました。こうした不安や課題が口腔ケアの継続を妨げている可能性が高いです。
動物病院への相談状況
さらに、口腔ケアに関連して動物病院への相談または処置を受けたことがある飼い主は12.9%にとどまりました。多くの飼い主が困難を抱えながらも、専門機関に相談することなく自己解決しようと試みている実態が浮き彫りになりました。これもまた、適切なケアの実施を難しくしている要因の一つです。
さいごに
愛猫の健康を守るためには、定期的な歯みがきが欠かせませんが、多くの飼い主が直面している課題に対処するためには、正しい知識と方法を学ぶことが重要です。動物病院での定期的な相談や指導を受けることで、安心して愛猫の口腔ケアに取り組めるようになるでしょう。実際の診療に関して不安を感じている飼い主は、ぜひ上池台動物病院に相談してみてはいかがでしょうか。