2026年新入社員意識調査の結果
株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、2026年3月から4月にかけて行った公開型とインハウス型の新入社員導入研修に参加した社員683名および3041名を対象に、意識調査を実施しました。この調査は、新入社員の意識や特徴を把握することを目的としています。
エグゼクティブサマリ
調査結果によると、新入社員が働く上で大切だと感じていることは、引き続き「社会人としてのルール・マナーを身につけること」がトップです。また、新入社員時代に身につけるべきだとされる項目も同様で、基本的な社会人行動が高く評価されています。
ただし、「失敗を恐れずに挑戦すること」という意識が過去最高値を記録するなど、新しい傾向も見られます。これは、不確実性の高まる現代社会の影響も考えられ、新入社員が成長できる環境をより重視し始めていることを示唆しています。
働くうえで大切にしたいこと
調査における結果では、53.6%の新入社員が「社会人としてのルール・マナーの習得」を最も重要視しました。そして、「失敗を恐れず挑戦すること」も34.3%が支持し、調査開始以来の最高値を記録しています。一方、「あきらめずにやりきること」の選択率は低下する傾向にあり、これは挑戦の意欲が高まりつつも、粘り強さが薄れている可能性を示唆します。
身につけるべきこと
新入社員が身につけるべきこととして、52.1%が「基本行動(報告・連絡・相談、PDCAなど)」を挙げました。これをもとに、働き方やキャリアの多様化が進んでも、基本的な行動様式の重要性は変わらないことが分かります。
職場生活への不安
仕事や職場生活において不安を感じる項目では、64.6%の社員が「仕事についていけるか」が最も多く挙げられ、上司や同僚との関係に関する不安も高いことが確認されました。これは、AIの急速な進化や環境の変化に対する不安感を反映しています。
仕事で重視すること
新入社員が仕事で重視する項目として最も多かったのは「成長」で32.4%です。また、「創造」の重要性も見えてきており、特に昨年と比べて上昇が目立っています。これにより、新入社員の内面的な価値観が重視されていることが伺えます。
理想の職場環境
新入社員が希望する職場環境に関しては、「お互いに助けあう」を選んだ社員が66.8%と圧倒的に多く、職場での協力が重視されていることが分かります。同時に、「皆が一つの目標を共有している」といった項目は過去最低の結果となっており、多様な価値観が共存する環境が求められています。
上司への期待
上司に対して最も期待されているのは「丁寧に指導すること」とされ、これが初めてトップに立ちました。「言うべきことは言い、厳しく指導すること」も上昇しており、互いの成長を支え合う風土が求められています。
過去10年との比較
過去10年間で新入社員が理想とする職場像や上司像には顕著な変化が見られ、個性を尊重し、お互いに助け合いながら成長することが重視されています。
おわりに
今年の調査からは、新入社員の成長意欲の高まりと同時に、職場環境への期待が鮮明になりました。今後は、こうした変化を受けて、新たな育成支援のアプローチが求められると言えるでしょう。リクルートマネジメントソリューションズでは、こうした背景を踏まえた新たな施策を展開することが重要です。