積水化学が13年連続で選定された理由とは
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太)が、2023年もESG投資の世界的指標である「Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)」に選ばれ、これで13年連続という快挙を達成しました。これは持続可能な開発を目指す企業にとって、非常に重要な評価基準とされており、特に注目すべきニュースです。
DJSI Worldとは?
DJSIは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が策定し、世界中の企業の持続可能性を経済、環境、社会の3つの観点から評価し、優れた企業を選定するインデックスです。この評価は、企業の実際の成果に基づいており、特にESG(環境・社会・ガバナンス)に対する取り組みが評価されます。
そんな中、積水化学は「気候戦略」、「プロダクトスチュワードシップ」、「人権」の分野で、高い評価を得ています。特に「プロダクトスチュワードシップ」では、低エネルギー建築物の普及やエネルギー効率を高める新たな建築物のアプローチが重要視されています。
積水化学のビジョン
積水化学は長期ビジョン「Vision 2030」を掲げており、その中で「Innovation for the Earth」というビジョンステートメントを持っています。これは「持続可能な社会の実現に向けて、ライフの基盤を支え、未来につづく安心を創造する」というもので、明確に社会貢献への意識を示しています。
さらに、積水化学はイノベーションを通じて、持続可能な社会課題の解決に向けて貢献を続けていくことを宣言しました。これは、環境問題を含むさまざまな社会課題に対して、積水化学が積極的に関与していく姿勢を示しています。
今後の取り組み
これからも積水化学は、持続可能な社会の実現と企業成長の両立を目指します。そのためには、ステークホルダーとの信頼関係を築きながら、さらなる社会課題への取り組みを進めていく必要があります。すでに多くのプロジェクトが進められており、実績も積み重ねていますが、今後の動きにも引き続き期待が寄せられます。
具体的には、再生可能エネルギーの利用促進や、エコロジー素材の開発などに注力することで、持続可能性を高める取り組みを進めていくでしょう。また、社員の意識改革を進めることで、全社を挙げてのESG推進が期待されます。
まとめ
積水化学が13年連続でDJSI Worldに選定されたことは、その努力が評価された結果です。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを今後も続けていくことで、企業の成長と社会貢献の両立を目指していく姿勢は、多くの企業の手本となるでしょう。持続可能性を重視する時代において、積水化学の今後の活動に注目が集まります。