未来型リノベーション
2025-08-04 18:03:15

商船三井が技術研究所で実施した未来型リノベーションの全貌とは

商船三井が取り組む未来型リノベーション



株式会社商船三井は、神奈川県川崎市にある技術研究所で大規模なリノベーションを実施しました。このプロジェクトは、サステナビリティと働きやすさを兼ね備えた未来型の研究所を目指したものです。企業が変化する社会のニーズに応えるための新しい取り組みが注目を集めています。

ゼロエミッション会議室の登場


リノベーションの目玉の一つが、ゼロエミッション会議室の新設です。この会議室では、太陽光エネルギーを活用して発電・蓄電を行い、すべての電力を再生可能エネルギーで賄うという、完全なカーボンフリー空間を実現しました。さらに、この会議室のデザインは、深海の底をテーマにしたもので、波紋をイメージさせる照明が特徴です。中心のテーブルはホワイトボードとして機能し、簡単な打ち合わせができるよう工夫されています。このように、環境への配慮をしつつ、利用者が快適に使用できる空間が整備されています。

快適で安全な職場環境の実現


リノベーションでは、快適かつ効率的な職場環境の実現も重要なポイントです。コミュニケーションを促進するための音環境の構築や、リラクゼーション効果を狙ったデザインが取り入れられています。エントランスデザインは、風や海の動きを表現しており、自然との共生を演出。セキュリティ面では静脈認証システムを導入し、来訪者が到着した際にはタブレットを通じて通知が届く仕組みを導入しました。これにより、受付業務が効率化され、スムーズな来客対応が可能となっています。

新設された五大洋テーマの会議室


新しく増設された5つの会議室は、各々「太平洋」「大西洋」「インド洋」「南極海」「北極海」の名前が付けられています。海をイメージした内装は青色基調で、利用する研究者を刺激し、創造性を促進するデザインです。各会議室はテーマごとに特色を持ち、仕事に取り組む空間として適した環境を提供しています。

グループ全体の価値観を示す階段


リノベーションの一環として、当社グループ共通の価値観を象徴する「MOL CHARTS」が階段に施されています。これにより、本社にいなくとも同じ目標に向かって進むべき未来を視覚的に感じ取ることができます。このようなデザインにも、企業が持つ意識の統一感が表れています。

商船三井の技術研究所のリノベーションは、「商船三井グループ環境ビジョン2.2」の一環として、クリーンエネルギーの導入という方向性を示しています。この新しい研究環境は、環境、働き方、技術の持続可能で柔軟な進化を実現するための重要な一歩です。これからも技術研究所は、最前線の技術と人が出会う場として、未来の形を築く役割を担い続けます。

商船三井は、幅広く産業に関与する総合海運企業グループとして、社会や顧客のニーズに応じたサステナブルな取り組みを推進し続けます。


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