自動車業界に新たな革新、傷埋めコーティング剤の開発
近年、自動車のデザインや機能性の向上において樹脂パーツは欠かせない存在となっています。特に、ダッシュボードやフェンダーに使用される未塗装樹脂パーツは、軽量化や燃費の向上を目的として多く採用されています。しかし、これらのパーツは傷つきやすく、交換が必要な場合は高額なコストが発生してしまうのが悩みの種です。
そんな中、石原ケミカル株式会社が開発した水系コーティング剤は、樹脂パーツの「風合い」や「質感」を損なうことなく、簡単に傷を埋めることができる画期的な製品です。本記事では、これまでなかったこのコーティング剤の魅力をお伝えします。
開発の背景
自動車の内外装における樹脂パーツの需要が高まる一方で、それらのパーツが抱える傷の問題に対処するコーティング剤は、不足していました。樹脂パーツはその性質上、組み立て時や日常的な使用において傷がつきやすく、その都度交換した場合、高いコストがかかることが多いのです。従来のコーティング剤では、表面を平滑にしてしまい、風合いや質感を損なうという問題もあり、石原ケミカルではこの課題を解決すべく取り組みました。
商品の特徴
1. 仕上がりの美しさを保つ
本製品は、従来のコーティングに見られる光沢や風合いの損失がないため、未塗装樹脂パーツの仕上がりをそのまま維持しつつ、擦り傷を効果的に埋めることができます。具体的には、約0.3μmの細かい傷を埋めることが可能で、一部の樹脂パーツにだけ施すこともできるため、施工時間の大幅な短縮が期待できます。
2. 独自の傷埋めメカニズム
石原ケミカルのコーティング剤は、特殊なシリコンゴム微粒子を使用し、樹脂表面で光を乱反射させることで、傷を目立たなくする設計になっています。これにより、透明性が高く、光沢が出にくい特性を持っているため、樹脂の質感を保つことが可能です。
3. 長持ちする耐候性
約1年相当の耐候性テストをクリアした本コーティング剤は、実際にPP樹脂のテストピースで試験を実施したところ、剥がれや色の変化が見られず、高い耐久性が確認されました。これにより、実際の使用においても長期間、その効果を期待できます。
4. 環境に優しい水系ベース
主溶媒として水を使用しているため、作業者に優しい処方となっています。また、施工対象のプラスチック樹脂にも悪影響を及ぼさないため、安心して使用することができます。
5. 簡単施工
施工は非常に簡単で、拭き上げも不要。樹脂パーツの面積約0.1㎡(オーバーフェンダー1本相当)に対して、約2分で施工を完了することができます。
今後の展望
石原ケミカルは、今後自動車業界にとどまらず、様々な業界へこの水系コーティング剤を展開していく方針です。未塗装樹脂の補修コーティングは世の中には数多くありますが、質感を維持しつつ、容易に傷を埋められる水系コーティング剤は他にはありません。興味がある方は、石原ケミカルにお問い合わせください。
お問い合わせ情報
石原ケミカル株式会社
営業本部マーケティング部正躰(しょうたい)
Mail: syotai-h●unicon.co.jp(●を@に変更してご連絡ください)
会社概要
- - 社名: 石原ケミカル株式会社
- - 所在地: 兵庫県神戸市兵庫区西柳原町5番26号
- - 代表取締役社長: 藤本 昭彦
- - 創業: 1900年4月15日
- - 設立: 1939年3月3日
- - 事業内容: 自動車用化学製品、電子材料、工業薬品など
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