新東宝キネマの名作を初DVD化！愛と欲望の物語が甦る

思い出を呼び起こす名作の登場

新東宝キネマノスタルジアより、恋愛文学の金字塔「婦系図より湯島に散る花」と、刺激的なアクションをつめこんだツインパック「地平線がぎらぎらっ」＋「汚れた肉体聖女」がDVDとして発売されます！これらの作品は日本映画の魅力を再発見させてくれるものです。

期待が高まる「婦系図より湯島に散る花」

初DVD化される「婦系図より湯島に散る花」は、明治時代に発表された泉鏡花の傑作を映画化した作品です。演技力豊かな天知茂が恩義と愛に揺れる二枚目の主人公を演じ、相手役の高倉みゆきは、艶やかな花街の女・お蔦を見事に演じています。監督の土居通芳は、女性を強く描く作品を多く手がけており、今回の作品はその集大成とも言えるでしょう。

物語は、幼少期に両親を失った早瀬主税が、大学教授の養育を受けながら成長し、運命的に芸者のお蔦と出会うところから始まります。しかし、主税の恋愛は恩義との間で苦しむという複雑なもの。果たして彼は真の愛を貫くことができるのか、その切ないラブストーリーに引き込まれます。さまざまな感情が交錯する人間ドラマは、観る者の心に深く響きます。

驚異のテイストを持つツインパック

今年の3月4日に発売される「地平線がぎらぎらっ」＋「汚れた肉体聖女」は、土居通芳監督の素晴らしい作品を収めたスペシャルツインパックです。これら2作品には、ダイナミックなアクションや官能の探求が詰まっており、ジャンルを問わず魅力的なストーリーが展開されます。

「地平線がぎらぎらっ」は、理想と欲望が交錯する刑務所からの脱獄をテーマにした作品で、強奪したダイヤの行方を巡る男たちの葛藤が描かれています。主人公たちは金と女への渇望に呑まれ、緊迫したドラマを繰り広げます。

一方、「汚れた肉体聖女」は、禁断の愛に悩む女性たちの物語。厳しい戒律の中で成長した恵利と奔放な新入生・アンナの関係が、やがて奇妙な運命へと導かれていく様子は、まるで禁断の果実を求めるかのように官能的です。