未来社会モデルの連携
2026-07-15 15:03:12

オムロンと小布施町が未来社会モデルの実現に向け連携協定を締結

オムロンと小布施町が連携して描く未来像



2026年7月15日、オムロン株式会社の未来研究所である株式会社ヒューマンルネッサンス研究所(HRI)が、長野県小布施町、株式会社meguri、アーティクル株式会社と共に、次世代社会モデル実装に向けた包括連携協定を締結しました。これにより、2050年を見据えた新しい社会モデルの実現に向けた取り組みが強化されます。

未来社会のための新たなアプローチ



近年、生成AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)の急速な進展に伴い、私たちの社会は大きな変革を迎えています。この流れに乗り、オムロンは「SINIC(サイニック)理論」という未来予測理論を基に、小布施町での実践を通じて、次世代の社会像を進化させていく方針です。この理論は1970年にオムロンの創業者である立石一真氏によって発表され、科学、技術、社会が相互に影響を与え合いながら進化していく様子を示しています。

特に小布施町は既に独自のまちづくりや自然景観と文化の調和を実践してきた地域であり、この協定は理論をフルに活用した実験的なフィールドとしての意味も持ちます。ここでの取り組みは、2050年の自然社会へ向けた一歩となるでしょう。

3つの回復を経て向かう未来



本協定は「3つの回復(Regeneration)」を指針に掲げています。

固有性の回復(Regenerate Identity)



小布施町が長年にわたり築き上げてきた地域の価値観や文化、景観を再確認し、それを基に新しい潮流を受け入れやすい社会土壌を育てることを重視しています。地域の歴史を継承しつつ、現代に適した形で発展させていく姿勢が求められます。

生環境の回復(Regenerate Ecosystem)



小布施町の自然景観と文化的な景観を活かし、持続可能な都市生活の基盤を作り、人々が自然と調和しながら、豊かな心身の状態を得られるような社会システムを構築します。ここには人間の存在と自然環境の調和を図る責任が伴います。

ノンコントロールの回復(Regenerate Autonomy)



町内外の知恵を結集し、相互に対等な立場での連携を進めるための共創の場を設け、各自が自発的に取り組めるような仕組みを考える必要があります。これは社会全体の自律性を高め、地域のエコシステムをより活性化させることを目指しています。

連携の実行に向けた具体的な取り組み



この協定に基づき、地方自治体である小布施町は、企業や研究機関と連携して3つの分野における実践を行っていきます。具体的には、共創関係の創出、未来構想への検証、地域実践となる取り組みが進められます。

小布施町長の大宮透氏は、地域の特性を生かしたまちづくりが、未来の地域社会の模範となることを期待しています。人口減少や少子高齢化という課題に直面しながらも町の独自性を大切にし、生活の質の向上を目指した新しい地域づくりを進めていく姿勢を示しました。

また、ヒューマンルネッサンス研究所の立石社長も、SINIC理論をベースにした更なる研究と実践が、新しい社会の形成に寄与することを願っています。

未来への期待



この取り組みによって描かれる未来社会のイメージは、ただの予測に留まらず、実現に向けた実践的なステップとして展開されることが期待されています。持続可能な社会を形成するための実践的な知識や経験が小布施町から世界へ広がることを心から待ち望んでいます。今回の連携は、異なる分野の組織が共創しあう新しい形の地域発展モデルとして、全国に広がる可能性を秘めています。


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