江戸上水の記録展
2025-09-25 12:58:16

東京都水道歴史館で楽しむ特別展示「江戸上水の記録」展

東京都水道歴史館にて「江戸上水の記録」特別展示開催



東京都文京区にある東京都水道歴史館では、2025年10月25日(土)から11月3日(月・祝)まで、特別企画展「遺された江戸上水の史跡をめぐる ~令和7年度上水記展~」が開催されます。このイベントでは、江戸時代の水道に関する貴重な記録『上水記』が実物公開されるほか、水道歴史展として淀橋浄水場の60年の歴史を振り返る展示も行われます。入館は無料で、歴史を感じる絶好の機会となるでしょう。

『上水記』ってどんなもの?



『上水記』は寛政3年(1791)に完成した、江戸時代の水道に関する重要な記録です。全10巻を含む3部作として作られましたが、現存するのは東京都水道歴史館が所蔵するものだけ。中でも、第二巻に収められた「玉川上水水元絵図并諸枠図」は、江戸時代の羽村取水堰の様子が精緻に描かれており、特に訪れる価値があります。現在もその場所が残っているため、当時の人々の生活を感じる手助けとなるでしょう。

今年の特別展のポイント



今回の特別展では、「今に遺る江戸上水の史跡」に焦点を当て、玉川上水をはじめとした江戸の水道の痕跡を紹介します。展示は、写真や関連資料を用いて江戸の人々の生活をどのように水道が支えていたのかを、丁寧に解説します。水道史に関心がある方には、特に見逃せない展示です。

水道歴史展「記録写真で振り返る淀橋浄水場」



同時期に開催される水道歴史展では、淀橋浄水場の歴史を特別に振り返ります。淀橋浄水場は明治31年(1898)に開設され、東京水道の中核施設として長い間機能してきましたが、昭和40年に役目を終えました。今回の展示では、明治から大正時代にかけて撮影された貴重な写真や創設期の資料を通して、その歴史を深く掘り下げます。

イベント詳細



  • - 会期: 2025年10月25日(土)~11月3日(月・祝)
  • - 時間: 午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)
  • - 入館料: 無料
  • - 会場: 東京都水道歴史館3Fレクチャーホールほか

アクセスと施設について



東京都水道歴史館は、JRや地下鉄の御茶ノ水駅、本郷三丁目駅から徒歩約8分の場所に位置しています。駐車場はないため、公共交通機関でのアクセスをおすすめします。さらに、館内では音声ガイダンスや水道に関する図書の貸出しも行っています。

江戸時代の水道の歴史を学ぶ貴重な機会、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?詳細はこちらの公式サイトをご確認ください。


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