若年層の新NISA利用が進む！金融資産運用に関する最新調査

1. 新NISA利用状況

株式会社ロイヤリティマーケティングが実施した「生活者の金融資産の保有状況と運用意識に関する調査」によると、全体の35.6%が新NISAを利用しており、特に20代と30代では利用率が4割を超えていることが明らかになりました。この結果は、若い世代が金融商品に対してより前向きな姿勢を持っていることを示しています。

2. 持つ金融資産の実態

調査によれば、金融資産の中で最も多くを占めているのは「普通預金」で、53.8%の人がこれを保有しています。次いで「株式・投資信託等」が15.5%、そして「定期預金」が14.8%という結果でした。このことからも、多くの人々がまずは安心できる形での資産運用を選択していることが分かります。過去一年間の増加率を見ても、普通預金が25.7%と最も増えており、安定性を求める傾向が強いようです。

3. 資産移行の動き

さらに、普通預金から定期預金へと資産を移行した経験があると答えたのは約4割に達しました。特に高齢層ではこの移行を行っている割合が増加しており、定期預金を選ぶ理由としては「金利が高めで利息を得られるから」が約48.6%と多くを占めています。

4. 資産配分の現状

保険と銀行のどちらに資産を多く配分しているかについても調査が行われています。結果として、「銀行の比率が高い」と答えた人が約58%おり、資産管理において安定性を優先していることが伺えます。今後増やしたい金融商品としては、「株式・投資信託」が31.4%、次いで「普通預金」が28.4%であることが報告されました。