PortalCamの登場
株式会社セキドが、手軽に高品質な3Dモデルを生成できる革新的なスキャンデバイス「PortalCam」の取り扱いを開始しました。このデバイスは、特に話題の「3D Gaussian Splatting(3DGS)」技術に特化しており、不動産、映像制作、ゲーム開発、文化財の保存など、さまざまな分野での活用が期待されています。
PortalCamとは
PortalCamは、LiDAR技術を駆使し、4台の高精度カメラを搭載したポータブル3Dスキャナーです。XGRIDSが開発した最新の「Lixel CyberColor」に対応し、LiDAR SLAMとVisual SLAMを組み合わせたマルチSLAM技術によって、複雑な構造物や広大な空間でもリアルで美しい3Dモデルを安定的に生成することができます。
機能と特長
1. 高解像度の映像キャプチャ
PortalCamの前面には、2つの高精細カメラが配置されており、対象物の繊細なディテールを逃さずキャプチャします。このため、小物から建築物全体、さらには街区のスケールまで、幅広い対象に対応可能です。
2. ポータブル設計
このデバイスの重さはわずか900g未満。手持ちで活用できるデザインなので、屋内でも屋外でも、さまざまな場面で手軽にスキャンが行えます。
3. 安定したスキャン性能
LiDARセンサーと高性能カメラの組み合わせ、さらに独自のマルチSLAM技術の採用により、暗所や光の反射が強い環境でも安定したモデリングが可能。これにより、難しい条件下でも安心して使用できます。
4. 簡単な共有機能
生成した3DGSモデルは、SDKを利用してUnreal EngineやUnity、Web、VRプラットフォームに簡単にインポートできます。さらに、クラウド機能を利用すれば、関係者間での迅速な共有が実現します。
商品ラインナップ
- PortalCam Basic(1年版)
基本的な3DGSの生成、編集、動画作成、クラウド共有機能が含まれ、コストを抑えつつ3DGS制作を始めるのにおすすめのパッケージです。
- PortalCam Premium(1年版)
Basicプランに空間認識機能やドローン撮影データの融合に対応したエクステンションが含まれています。
- PortalCam Premium(永久版)
無期限で全ての機能が使用でき、長期間にわたり3Dコンテンツ制作に取り組むのに理想的なプランです。
附属商品も充実
新たに販売予定のPortalCam延長ロッドは、最大2メートルの長さに延長でき、高所からのスキャンを可能にします。また、大容量の外部ストレージも提供され、長時間のスキャンや大規模な空間のキャプチャも安心して行えるでしょう。
まとめ
PortalCamは、その革新的な技術と手軽な操作性から、多くの業界での利用が見込まれています。3Dモデリングを身近に体感できるこのデバイスは、技術者だけでなく、一般のユーザーにとっても新たな可能性を秘めていると言えるでしょう。興味のある方はぜひ、PortalCamの詳細を公式サイトで確認してみてください!