長瀬産業とスペースシフトが資本提携を締結
長瀬産業株式会社は、2025年12月3日、次世代事業開発に向けて株式会社スペースシフトとの資本提携を発表しました。この提携は、長瀬産業が掲げる中期経営計画「ACE 2.0」の下で進行しており、「基盤」「注力」「育成」「改善」の4つの領域を中心に事業を展開しています。
提携の背景と目的
長瀬産業の代表、上島宏之氏の指導のもと、同社は商社、製造、研究開発の各機能を駆使し、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。今回の提携は、特に育成領域における取組みとして位置付けられており、次世代事業の基盤作りを目的としています。
この提携は、2025年4月に設立されたNagase Future Investments株式会社が運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを通じて実施されます。長瀬産業は、異なる視点での事業創出を目指し、スタートアップ企業への投資を本格的に進める方針です。
スペースシフトの魅力
株式会社スペースシフトは、東京都千代田区に本社を置く宇宙テクノロジー企業で、「衛星データ×AI」を活用し、見えないものを可視化することをミッションとしています。特に、「合成開口レーダー(SAR)」と呼ばれる衛星データの解析を行っており、その高精度な解析技術で知られています。
SAR技術を用いることで、天候や昼夜に左右されずに地表の変動や災害の影響を捉えることが可能です。これにより、インフラや防災、農業、環境といった多様な分野で高度な解析サービスを提供し、安全で持続可能な未来の社会インフラ創造に貢献しています。
新たなナレッジ獲得による成長
今回の資本提携によって、長瀬産業はスペースシフトの衛星データ解析に関するナレッジを獲得し、より革新的な事業開発を進めることを目指します。格段に高度化するこれらの技術を活用し、長瀬産業は新たな市場機会を開拓し、顧客に新しい価値を提供していく方針です。
未来に向けた展望
NAGASEグループは、ものづくりの課題を素材を通じて解決する企業としての役割を果たすために、今後も未来を見据えた事業開発を進めていきます。スペースシフトとの提携を機に、迅速に変化する市場での競争力を高め、新しいビジネスモデルを探求し続けることで、さらなる成長を遂げることが期待されます。
スペースシフトの詳細
- - 社名: 株式会社スペースシフト
- - 所在地: 東京都千代田区
- - 代表者: 金本成男
- - 事業内容: 地球観測衛星データ解析ソフトウェア開発、宇宙ビジネスに関する調査・コンサルティング
- - URL: スペースシフト
対する長瀬産業へのお問い合わせは、公式サイトを通じて行うことができます。これからの展開に多くの期待が寄せられています。