心臓病と医療
2025-10-27 13:24:50

心臓病を抱える人々に寄り添う社会を築く最終報告会

「みんなでつくろう、これからの医療 with Heartプロジェクト」最終報告会で心臓病を考える



「心臓に病気があっても大丈夫」というメッセージを広めるための「みんなでつくろう、これからの医療 with Heartプロジェクト」(以下、with Heartプロジェクト)が、2025年12月5日(金)にその活動の集大成である最終報告会を開催します。この報告会では、心臓病を抱える当事者とその支援者、医療専門家、企業などが集まり、5年間の取り組みを振り返り、新たな医療の未来を考えることを目的としています。

プロジェクトの背景


実は、日本では心臓病に関連する患者会が疾患ごとに分かれているため、心臓病の当事者に共通するニーズや問題をまとめる場が十分に提供されていません。さまざまな病を抱える当事者同士が経験を共有し、共通の課題に取り組むことができる空間を作ることが求められています。その一方で、イギリスやアメリカではPPI(患者・市民参画)が進み、患者が研究や医療において意見を反映できる取り組みが制度化されています。

with Heartプロジェクトは、こうした背景を踏まえ、心臓病に直面する患者の本音を集め、当事者と企業、医療界、行政の間で有意義な対話を促進するために活動してきました。特に、薬機法による制限の中でも、当事者の声がしっかりと届く仕組みを構築することが重要です。

最終報告会の詳細


この最終報告会は、ビジョンセンター東京八重洲で開催され、オンラインでも参加可能なハイブリッド形式で行われます。18:00から始まり、with Heartプロジェクトの5年間の活動報告を行った後、パネルディスカッションが行われます。心臓病を抱える当事者と協賛企業が登壇し、その後は参加者同士の交流を深める「心つなぐ対話会」が設けられています。

開催概要


  • - 日時: 2025年12月5日(金)18:00〜20:00
  • - 会場: ビジョンセンター東京八重洲(東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル9F)
アクセス: ビジョンセンター東京
  • - 形式: ハイブリッド開催(第1部のみオンライン配信あり)
  • - 参加費: 無料(事前申込制)
  • - 参加申込:
東京会場申し込み
オンライン申し込み

誰もが安心して参加できる環境


このプロジェクトは心臓病を持つ人々やその周囲の人々が安心して参加できる環境を提供し、共に学び、共に成長することを目的としています。参加者は互いに意見を交わし、理解を深めることで、心臓病を持つ当事者が直面する課題に対する認識を広げ、より良い社会の実現に向けて共に歩むことができるでしょう。

この報告会をきっかけに、心臓病にまつわる様々な課題に対する認識が高まり、今後の医療や支援体制について多くの人々が一緒に考えていく機会となればと思います。心臓病を抱える仲間と共に、新しい医療の未来を描くため、この報告会にぜひ参加してください。

代表理事のコメント


プロジェクトの代表理事である宿野部武志氏は、「この最終報告会を迎えられたことに感慨深い思いがあります。対話が進むごとに、参加者同士の理解が深まり、新たなつながりが生まれてきました。心臓病を持つ当事者や医療関係者、企業の参画により、新たな未来を共に考える機会にしたい」と語っています。

プロジェクトは2017年の第3期がん対策推進基本計画からの影響を受け、実際には2020年11月にスタートしました。これからも心臓病を抱える人々に寄り添った取り組みを続ける活動が、社会全体に広がることを期待しています。


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