自閉症アーティストGAKUの特別な個展「by GAKU@YUGEN」
2025年2月7日(金)から2月24日(月・祝)まで、東京・表参道に位置する「YUGEN Gallery」にて、注目の自閉症アーティストGAKUの個展「by GAKU@YUGEN」が開催されます。この展覧会では、これまでの画業から選ばれた貴重な作品が一堂に展示され、新たな創作の世界観を体験することができます。
GAKUとは?
GAKUこと佐藤楽音(さとう・がくと)さんは2001年に神奈川県で生まれ、幼少期に重度の自閉症と診断されました。彼のアートへの情熱は、16歳の時に岡本太郎の作品を見たことから始まり、以来、彼は独自の色彩と形を駆使して多様な作品を生み出してきました。特に注目すべき点は、彼の作品に見られる心温まるユーモラスな要素や、強烈な個性が感じられる抽象画の数々です。
展示内容
本展では、2020年から2023年の間に制作されたアクリル画19点、ジークレー6点が展示されます。GAKUはこの期間、作風における多様性を追求し、一度のみの描写の作品も含まれることから、アートファンにとっては見逃せない機会となるでしょう。また、作品は発表からわずか3年の間に出現した珍しい表現が盛り込まれています。
GAKUの父親である佐藤典雅氏は、「外のノイズを遮断し、GAKUの内面的な意識に直接触れることができる展示になる」と述べており、訪問者は彼の作品を通じて彼の感情や思考に深く触れることができる貴重な体験ができると期待されています。
特別なサイン会
また、展覧会期間中の2月8日(土)、9日(日)には、GAKUが自伝本「GAKU, Paint! 自閉症の息子が奇跡を起こすまで」のサイン会を行います。この本では、彼がどのようにしてアーティストへと成長していったのか、感動的なストーリーが描かれています。サイン会への参加は無料で予約不要ですので、ぜひ実際に彼に会い、精彩を放つ作品や彼の人生に触れてみてはいかがでしょう。
ギャラリーについて
YUGEN Galleryは、2022年に設立された現代アートを専門にしたギャラリーで、表参道のほかに福岡にも拠点を持ち、多様なアーティストの作品を展示しています。「幽玄」という日本特有の美的概念をテーマに、日本のアートの奥深さと優雅さを多くの人々に伝えようとしています。
開催概要
- - 期間: 2025年2月7日(金)〜2月24日(月・祝)
- - 開館時間: 平日13:00〜19:00、土日祝13:00〜20:00、最終日のみ17:00終了
- - 場所: YUGEN Gallery、東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F
- - 入場料: 無料
魅力あふれるGAKUのアートに触れられるこの機会、ぜひお見逃しなく。詳細はYUGEN Galleryの公式サイトをご覧ください。