新作能「顕如」を体験
2025-02-05 13:37:18

武蔵野大学が贈る新作能「顕如」の魅力を体験する公開講座

武蔵野大学が新作能「顕如」の魅力を伝える公開講座



2025年2月13日、武蔵野大学では日本文学研究所が主催する公開講座「土岐善麿 新作能の世界」が開催されます。この講座では、今までにない新作能「顕如」が上演され、また有名な講師たちが土岐善麿の作品について語り合います。入場は無料で申込も不要ですので、多くの皆様にお越しいただきたいです。

講座の開催概要



日時:2025年2月13日(木)14:00〜17:00(開場13:30)
場所:武蔵野大学武蔵野キャンパス6号館雪頂講堂
東京都西東京市新町一丁目1番20号
参加費:入場無料
主催:武蔵野大学日本文学研究所
共催:武蔵野大学能楽資料センター

第1部および第2部構成


第1部(14:00〜)では、新作能「顕如」の一部として間狂言と仕舞が上演されます。登壇者には、武蔵野大学の金子健准教授や岩城賢太郎准教授、そして狂言方の人間国宝・山本東次郎氏などが参加します。

第2部(15:00〜)では、著名な歌人である馬場あき子氏と文学部の寺井龍哉が「土岐善麿先生をめぐって」の対談を行い、その後、知識を深めるための座談会が予定されています。様々な視点から土岐善麿の新作能創作活動に関する理解が深まることでしょう。

新作能「顕如」とは


この新作能「顕如」は、歴史的なバックグラウンドを持っています。本願寺第11世宗主の顕如上人が織田信長の圧迫に対して立ち向かう様子を描いた、戦の物語を基にしています。演技は、前半と後半で全く異なる趣きを持ち、観衆に感動を与えることでしょう。

特に注目すべきは、冒頭で本願寺に仕えるキャラクターが登場し、物語の背景の理解を助ける「狂言口開という形式」を持っている点です。この形式は新作能の特徴ともなっており、観客は非常に興味深く感じるでしょう。

土岐善麿の足跡


土岐善麿は、明治時代に生まれ、歌人、作詞家、また国文学者としての名声を築きました。彼は新作能の分野においても多くの業績を残し、特に嘉納治五郎と共に創作した新作能「夢殿」などは彼の代表作です。善麿は日本の伝統文化や能楽の普及に尽力し、特に武蔵野大学では文学部日本文学科の主任教授として後進を育てました。

明治から昭和にかけて、彼の存在は日本文学の発展に大きな影響を与えました。善麿が教えた思想、特に「男女の知的水準の向上を目指すべきである」という信念は、現代に生きる私たちにも強く響きます。

武蔵野大学の取り組み


武蔵野大学は約100年の歴史を持ち、時代に合った教育を提供しています。特に、文学部の設立や新しい学部の開設を通じ、学生たちにクリエイティブな人材育成を行っています。また、公共講座の開催を通じて地域社会に貢献する姿勢にも注目です。

無論、2月13日に開催されるこの公開講座もその一環であり、日本の伝統文化に根ざした教育が、学生たちに与える影響は絶大です。

詳細は、公式サイト等からも確認できますので、ぜひ多くの人々にこの機会をお知らせください!


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 武蔵野大学 新作能 土岐善麿

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。