中古マンションの価格動向について
首都圏における中古マンションの価格が、2025年10月のデータをもとに15カ月連続で上昇を続けています。この調査は、不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社によるもので、アットホームラボ株式会社に委託されたデータ分析に基づいています。
中古マンションの平均価格
現在、首都圏での中古マンション1戸あたりの平均価格は4,914万円に達し、前月比・前年同月比ともに上昇傾向を維持しています。特に注目すべきは、首都圏の8エリアすべてで、前年同月を上回る価格を記録している点です。このような状況は、消費者の需要が高まっていることを示しているのでしょう。
特定エリアの動向
一際顕著な上昇が見られるのは、東京都内(23区、都下)や横浜市、川崎市の三つのエリアです。これらの地域では、2017年1月以来の最高額更新が続いており、特に東京23区では15カ月連続で価格が上昇しています。また、築10年以内の大型ファミリー向けの中古マンションの平均価格は、なんと2億円を超えるという驚異の数字です。
エリア別の前月比と前年同月比
統計データによると、エリア別の前月比では、さいたま市が-1.3%、千葉県他が-1.0%と若干の下落が見られました。しかし、東京23区は+2.1%という高い伸びを実現しており、これにより上昇傾向が一層強まっています。全体としては6カ月連続で全エリアが昨年同月比での上昇を記録しています。
内訳の確認
調査内訳として、30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」とカテゴライズしています。これにより、ターゲット層に対する不動産市場の変化をより明確に把握することが可能になります。特に大型ファミリー向けのニーズが高まっていることが、新しい住宅購入のトレンドに影響を与えているのかもしれません。
まとめ
これらの情報を踏まえると、今後も首都圏の中古マンション市場は注目すべき動向が続くと考えられます。購入を検討している方々にとっては、現在の市場状況をしっかりと把握し、適切なタイミングでの決断が求められるでしょう。詳細な情報は、アットホームの公式サイトで公開されているPDFに必ず目を通すことをお勧めします。
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