『先生の背中』放送
2025-09-04 12:40:21

中井貴一主演舞台『先生の背中』がテレビ初放送!小津作品へのオマージュも

舞台『先生の背中』がテレビ初放送!



舞台『先生の背中〜ある映画監督の幻影的回想録〜』が、CS衛星劇場にて9月28日(日)午後7時30分からテレビ初放送されます。出演者として中井貴一、芳根京子、柚希礼音などが名を連ね、演出は行定勲が担当しています。

この舞台は、名匠・小津安二郎をモデルにしたフィクションで構成されており、映画撮影所を舞台に展開されるユーモラスで感動的な物語です。中井貴一は“先生”と呼ばれる映画監督の役を演じ、彼を取り巻く女性たちの物語も描かれています。

ストーリーの背景


昭和30年代、日本映画界はテレビの登場により黄金期を終えつつありました。主人公の小田昌二郎(中井貴一)は、名監督として新作の撮影に取り組んでいるものの、彼の心中は不安と葛藤に満ちていました。愛弟子の幸子(芳根京子)の婚約報告にさらなる拍子抜けを感じながらも、撮影を進める彼の苦悩を描いています。

また、彼の人生には、元芸者の花江(キムラ緑子)や戦争未亡人の和美(土居志央梨)、銀座のホステス千代(藤谷理子)といった女性たちが関わり、彼の記憶の中で彼女たちの幻影が浮かび上がる様子が描かれています。これによって、映画と現実が交差し、観客にさまざまな感情を呼び起こします。

行定勲のコメント


行定勲監督はこの作品について、「舞台『先生の背中』は小津安二郎という映画監督をめぐる人間模様をモチーフにした喜劇であり、巨匠の知られざる側面を描くことで、哀しさと笑いを兼ね備えた人間像を描くことに成功している」と語っています。また、「演劇はその場にいる人々の記憶にだけ残る儚い体験であり、この放送がどのように届けられるか楽しみだ」と期待を寄せています。

放送記念特集


舞台『先生の背中』の放送に伴い、小津監督の名作も続々と放送される予定です。例えば、1953年制作の『東京物語』や1962年の『秋刀魚の味』など、これらの作品も合わせて楽しむことができます。

舞台の舞台裏や再現された昭和の映画界の雰囲気は、視聴者に新たな感動をもたらすことでしょう。東京・PARCO劇場での公演は2025年に予定されており、その際にはまた新たな形でこのストーリーに触れることができるでしょう。

舞台『先生の背中』は単なるエンターテインメントにとどまらず、映画と演劇の融合、そして記憶の共有というテーマを通じて、観客に深い感動を与えてくれることでしょう。ぜひ放送をお見逃しなく!


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