北斎の浮世絵落札
2025-11-14 15:05:12

葛飾北斎の肉筆浮世絵がオークションで6億2,100万円で落札!

葛飾北斎の肉筆浮世絵がワールドレコードで落札



2023年11月8日に行われた設立記念公開オークションにて、 葛飾北斎の「雪中美人図蜀山人賛」が、6億2,100万円という金額で落札されました。この価格は、北斎作品の中でも歴史的な高値となり、美術市場における注目を集めています。

セールの背景


このオークションは、近代から現代美術、東洋古美術、ジュエリー、西洋装飾美術など、さまざまなジャンルの作品が一堂に集まる貴重な機会でした。367点が出品され、合計落札額は約9億4千万円に達し、一部の作品は予想を大きく上回る価格で競り落とされました。

特に北斎の「雪中美人図蜀山人賛」は、その美しさと歴史的価値から多くのコレクターに注目され、競争は激化しました。作品は、雪が舞う中に佇む花魁を描いたもので、色彩が非常に美しいことから、北斎の円熟期に制作されたとされています。

作品の詳細


「雪中美人図蜀山人賛」は、文化10年から文政2年の1813年から1819年の間に制作され、絹本に著色されています。作品のサイズは98.3 × 34.3 cmという大きさで、戦前には重要美術品に指定されていました。

この作品の落札価格は、落札予想価格の4,000万〜6,000万円を大きく上回る形での取引でした。スタートから活気に満ち、開始直後から多くの入札が寄せられ、会場は熱気に包まれました。競り合いの中で、一瞬の静寂を経て、最終的には会場参加のコレクターによって落札されました。

競り合いの様子


特に、3億円を超えるあたりでは、一時的に静けさが訪れましたが、その後また激しい競り合いが繰り広げられました。著名なコレクターや投資家たちの熱気に溢れた競り合いは、観衆にとっても見ごたえがありました。この様子からも、美術作品に対する熱い情熱が伝わってきます。

北斎以外の注目作品


北斎以外にも多くの魅力的な作品が出品されました。例えば、池田龍雄の「無題」は437万円で落札され、彼の再評価が進んでいることを示唆した一品となりました。また、草間彌生の「FLOWERS(1999)」は6,900万円で落札され、国際的な人気を確立しています。

フランスの巨匠ベルナール・ビュッフェによる「小さな帽子の道化師」は3,910万円で取引され、彼の作品の根強い人気を裏付けました。

まとめ


これらの出品作品は、今後の美術市場での資産価値にも影響を及ぼすことでしょう。「美術流通の新たな形」を追求する株式会社東西ニューアートは、次回2026年春に新たなオークションを予定しており、芸術の価値を次世代に繋げる重要な役割を果たしていくと期待されています。興味のある方はぜひ、出品や参加の問い合わせをしてみてください。


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