企業と教育が共に描く、未来の人材育成
近年、急速に進化するAI技術により、私たちの働き方や学び方が大きく変わろうとしています。このような環境の中、株式会社イマジナは東京ウエストインターナショナルスクール(TWIS)の韓夕晶氏と共に、次世代の人材育成について考える機会を持ちました。テーマは「内側からの価値創造」。
AIの進化がもたらすスキルへの問い直し
現代の企業環境では、高度な専門スキルを有しながらも、組織の理念や他者への配慮に欠ける人材が増加しています。この現象は、企業にとって「見えない危機」となっており、根本的な解決には「道徳教育」の復活が必要と考えられます。イマジナは、企業理念が、働き方や生き方における指針として再評価されるべきであると提唱しています。
一方、教育現場でも同様の課題が浮き彫りになっており、Z世代を代表する生徒たちには、かつての知識詰め込み型の教育手法では彼らの「自己実現」に応えることができないことが明確になっています。
企業と教育の橋渡し
対談を行った韓夕晶氏は、東京大学大学院を修了後、消費財メーカーで26年にわたりR&Dマネージャーとして活躍し、企業の採用ニーズに精通しています。その経験から、企業が求める人材像を絞り込むと、専門スキル以上に「チェンジメーカー」として周囲を巻き込み、自身の可能性を信じる力が不可欠であると語りました。
この視点は、TWISの教育理念とも見事に一致しており、生徒たちが自己の潜在能力を自覚し、活用することの重要性が再確認されました。
AI時代における「人間力」の重要性
AI技術が進化していく中で、人間としての能力や「EQ(心の知能指数)」を育成することこそが教育や企業研修の中心となるべきです。イマジナは、理念経営を通じて、社員一人一人が仕事に意味を見出し、主体的に行動する文化を醸成しています。
TWISは国際バカロレア(IB)に基づく探究型カリキュラムを導入し、生徒たちが自身の課題を見つけ、チームでの協力を通じてポジティブな変化を生み出す能力を育成しています。
価値を内側から引き出すアプローチ
両者のアプローチは、ただスキルを外から与えるのではなく、人々の内面にある価値や可能性を引き出すことが重要である点で一致しています。これにより、AI時代に必要な人材が育まれることが期待されます。
今後の方向性
株式会社イマジナは「次世代教育変革イニシアティブ」を推進し、あらゆる教育現場と企業の人材開発を融合させる新たなモデルの構築に取り組んでいます。今後も、韓氏との意見交換を通じて得られた知見を活かし、未来の人材育成を実践していく予定です。教育機関との連携を強化し、内面的な価値創造を促進しながら、社会に貢献できる人材を育てるために努力を続けていきます。
株式会社イマジナについて
株式会社イマジナは、企業のブランド価値を高めるために、「インナーブランディング」と「アウターブランディング」を一貫して支援しています。設立以来、3,000社以上の企業の成長を後押ししてきました。
- - 会社名:株式会社イマジナ
- - 代表者:関野 吉記
- - 所在地:東京都千代田区麹町3-5-2 ビュレックス麹町
- - 事業内容:企業ブランディング、コンサルティング、企業研修
- - URL:imajina.com