ホリプロインターナショナルが長谷川寧と業務提携
2023年、新たな舞台芸術の時代を迎えることとなりました。ホリプロインターナショナルは、作家、演出家、振付家として幅広く活動する長谷川寧との業務提携を発表しました。長谷川氏は、中国ミュージカル協会の式典において最優秀オリジナルミュージカル賞や演出家賞を受賞するなど、その実力が国内外で高く評価されています。
長谷川寧の経歴と業績
2003年に「冨士山アネット」を結成し、独自のスタイルを確立してきた長谷川氏。彼は異なるジャンルとのコラボレーションを通して、作品の本質を探求する「疑・ジャンル」をテーマに活動をしています。現代演劇やミュージカル、オペラ、ダンス、ファッション、映像と多岐にわたる分野で、その才能を発揮してきました。
最近では、2016年の「Attack On Dance」で北京やサンパウロ、横浜など各地で作品を発表し、2017年にはベルリンのTheatertreffen International Forumにも参加しました。このように海外での影響力を広げ、2024年度に予定される「インファナル・アフェア」は、上海大劇院での上演が決まっています。
近年の中国での活動
長谷川氏は2018年から中国・上海でミュージカルの演出と振付を開始し、すでにいくつかの成功を収めています。特に、東野圭吾の原作による「白夜行」や太宰治の「人間失格」などは話題となり、両作品は現在も中国で巡演中です。また、両作は2023北京・天橋音楽劇年度盛典にて優秀演出賞や優秀振付賞を受賞し、国際的な評価を得ています。
長谷川氏は、2024年度の中国ミュージカル協会年度式典において、再び最優秀オリジナルミュージカル賞・演出家賞を受賞する見込みです。このような功績が評価され、ホリプロインターナショナルとの提携に至りました。
ホリプロインターナショナルとの提携
長谷川氏は、新たに始まるこの提携について非常に感慨深く語っています。彼は海外での活動が増加している中、ホリプロインターナショナルとの協力関係を構築することで、さらなる高みを目指す意欲を示しています。彼は、「私たちの間には固い絆があり、共に成長していくことで新たな可能性を追求していきたい」とメッセージを発表しました。
今後の展望
長谷川氏の今後の活動には、引き続き国内外でのミュージカル制作が含まれます。最近では、J・M・バリ原作の「ピーター・パン」や、荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」などが注目されています。さらに、映像作品の振付にも挑戦しており、Disney+ スターオリジナルの「ガンニバル」やSoftBankのCMなど、様々なメディアに幅広く関わっています。
長谷川氏の新しい旅立ちは、舞台芸術の未来にとって重要な出来事です。彼の活動が国内外でどのように広がり、影響を与えていくのか、今後が非常に楽しみです。ホリプロインターナショナルとともに、長谷川寧の新たな挑戦を応援していきましょう。