東京都市大学が推進する新たな産学連携プログラムの魅力

産学連携で進化する浜松町のまちづくり

東京都内の浜松町芝大門エリアで、新たな産学連携プログラムが始まりました。このプロジェクトは、株式会社世界貿易センタービルディングと株式会社貿易ビルサービスが運営する一般社団法人浜松町芝大門エリアマネジメントが実施し、東京都市大学都市生活学部と共に地域課題に取り組むものです。

産学連携プログラムの歴史

この取り組みは2018年に始まったもので、学生たちが浜松町エリアを知るための「浜松町駅西口地区まちづくりNews」の運営からスタートしました。そこから、学生たちは浜松町の魅力やおすすめスポットを発信し、地域の再開発の進捗状況を多くの人々に伝えてきました。

2022年度以降はさらに一歩進めた提案型の授業プランが導入され、学生たちの視点を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。今年度は新たにメンター制度を導入し、実践的な学びができる体制を整えました。

メンター制度の導入

メンターには、まちづくりの現場に携わるWTC社員が参画し、学生の提案をより実現可能なものへと導いていきます。この取り組みは、学生に新鮮な視点をもたらし、実際のビジネス現場との接点を持つ貴重な機会を提供します。最終プレゼンテーションには、事業に関わるステークホルダーも参加し、直接フィードバックを受けられることが大きな特徴です。

2023年度と2024年度の具体的な取り組み

2023年度には、芝生広場を舞台にした全世代が集う「新時代の浜松町」をテーマとしたプロジェクトが展開されています。この取り組みでは、学生たちが地域の魅力を再発見し、発信する役割を担っています。また、2024年度には、旧芝離宮を舞台にした共創プロジェクトが計画されており、浜松町の未来像を学生と共に考えることを目指します。

学生達の学びと言葉

参加する学生たちにとって、このプログラムは単なる学問の枠を超えた貴重な実体験です。浜松町を初めて訪れる学生たちは、地域の歴史や文化を学び、実際の事例を通じて自身の提案を形にする機会を持っています。東京都市大学の坂井副学長や北見准教授も、この取り組みが学生の成長につながることを期待しています。

まとめ

東京都市大学都市生活学部の「都市生活」への取り組みは、浜松町芝大門エリアの未来を切り拓く新たな道筋を作っています。地域と大学、そして企業が一体となり、持続可能なまちづくりのためのアイデアを育んでいくこのプロジェクトは、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。これらの取り組みが浜松町の発展に寄与し、さらなる魅力を生み出すことに期待が寄せられています。

リンク先はこちら: 研究室HP