ヴァイオリニスト川井郁子、サンマリノ共和国のブランド大使に就任

ヴァイオリニスト川井郁子が新たにサンマリノ共和国のブランド大使に

2025年に開催される大阪・関西万博において、国際的に活躍するヴァイオリニスト川井郁子が、サンマリノ共和国のブランドアンバサダーに任命されることが発表されました。この任命式は、サンマリノ共和国の特命全権大使であるマンリオ・カデロ閣下と、万博実行委員長のフィリッポ・フランチーニ氏が出席するもとで行われます。

日本とサンマリノの架け橋

川井郁子は、2024年5月に行われる「サンマリノ神社建立10周年記念祭り」でも、和楽器オーケストラ・響 Duoとの共演により奉納コンサートを行い、文化的な交流を深めました。この活動を通じて、音楽と文化が国を越えた友好を築く重要な手段であることを示しました。

大阪・関西万博では、サンマリノ共和国のナショナルデーである5月3日に、執政（国家元首）の臨席のもとで演奏を予定しています。また、5月2日には関連イベントにてソロ演奏やサンマリノ音楽院の音楽家との共演によるミニコンサートも開催される予定です。

記者会見の詳細

任命式は、2025年4月11日（金）14:30から、東京都千代田区の日本製鉄紀尾井ホールで行われます。受付は14:00より開始し、登壇者には川井郁子自身をはじめ、サンマリノ共和国特命全権大使や万博実行委員長が出席することが確認されています。記者会見終了後は、川井郁子による「川井郁子コンサートシネマ・ファンタジーvol.6」も行われる予定です。

川井郁子の活動歴

川井郁子は東京芸術大学を卒業後、同大学院を修了し、大阪芸術大学で教授として音楽教育に取り組んでいます。彼女はカーネギーホールやパリ・オペラ座、そして全米さくら祭りなど、国内外の著名な舞台で演奏し続けています。また、作曲家としても優れた才能を発揮しており、TVやCMの楽曲制作のほか、フィギュアスケート選手への楽曲提供も行っています。

さらに、川井郁子は「川井郁子マザーハンド基金」を設立し、社会的な活動にも力を入れています。2025年にはデビュー25周年を迎え、全国ツアーも予定しています。

サンマリノ共和国について

サンマリノ共和国は、イタリア中東部に位置する歴史深い国家で、301年に設立された世界最古の共和国とされています。国は「自由」と「平和」を掲げ、中世の街並みが残る歴史地区やティターノ山は世界遺産にも登録されています。サンマリノは、日本との友好関係も強く、サンマリノ神社が日本国内に建立されています。

大阪・関西万博では、「Expanding Horizons」をテーマにしたサンマリノ共和国パビリオンが出展され、国の文化や観光の魅力を世界に発信する予定です。川井郁子の活動を通じて、音楽が新たな国際交流の道を切り拓くことが期待されます。