かどや製油が描くファンベース経営の未来と株主の声
2026年6月25日、かどや製油株式会社が東京都品川区で第69回定時株主総会を開催しました。この日の議長を務めた北川淳一社長は、株主の皆さまに向けて事業報告と経営計画を説明し、質疑応答の時間を設け、株主との対話を深めました。
株主総会のハイライト
当日の総会には171名が出席し、議長の北川社長による報告が行われました。前期比で1.4%の増収を達成したことや、営業利益や当期純利益の増加について、株主の皆さまに報告されました。この結果は、同社が取り組んできた事業基盤の見直しや新たな戦略の成果とされています。金銭面での問題もあったものの、主原料価格の低下により収益が改善したことが強調されました。
続いて、今後の経営計画においては、2028年度に経常利益50億円を目指し、「ファンベース経営」を進めることが説明されました。これは、顧客や株主との関係を深めながら持続的な成長を実現するための取り組みです。
また、国内外のビジネス戦略についても議論され、特に北米市場での成長をドライブするための現地法人「KADOYA America」の設立について詳しく語られました。新商品やブランド戦略による価値向上も大きなテーマとなり、今後の展望に期待が寄せられました。
質疑応答で寄せられた多様な声
株主の皆さまからは、事業戦略や商品戦略に関する多くの意見や質問が寄せられました。特に海外戦略に興味を持つ株主が多く、KADOYA Americaの目的や収益モデル、更には非アジア圏市場における展開についての具体的な展望が求められました。また、商品の流通やブランド認知の拡大に向けた施策についても関心が寄せられました。
新規事業や商品開発についても数多くの質問があり、参加者からは「ごまを使ったスイーツ開発の進捗はどうなっているのか」や「美容分野へのごま油の応用についての考えはあるのか」という声がありました。このように、株主との対話を通じて、かどや製油はさらなる市場理解を深めていきます。
体験型試食会で新たな発見
株主総会後には「かける・和える」をテーマにした試食会が行われました。「かどやのごまたび」と題されたこのイベントでは、新商品の「使い切りパック 純正ごま油」や「ごま油卵かけ醤油」を使用した特別メニューが用意され、参加者は様々なスタイルでごま油の新しい味わいを楽しみました。
会場では、豚肉や麻婆豆腐といった「かける」メニューや、塩こんぶとブロッコリーの和え物など、「和える」メニューが展開され、新商品の活用例も紹介されました。試食会では、参加者が気に入ったメニューを持ち帰れるような工夫もされ、株主同士やスタッフとの交流がスムーズに行われました。
総会への高い評価と今後への期待
今回の株主総会と試食会を通じて、かどや製油への信頼感が一層強まり、多くの参加者からは「来年もぜひ参加したい」「新商品が楽しみ」といった喜びの声が多数寄せられました。特に、社長の親しみやすい説明と、試食を通じた製品体験が印象に残ったというコメントが目立ちました。
このように、かどや製油は今後も株主との対話を大切にし、彼らのフィードバックを基に製品づくりや経営戦略を進めていく方針です。更なるファンを育て、持続可能な企業成長を目指す姿勢が、これからの同社の大きな魅力です。
企業情報
かどや製油株式会社は、1858年に創業し、伝統的なごま油の製造販売を行っている企業です。世界中の食卓に「純正ごま油」を届けることを使命としており、今後も地域や顧客の要望に応えつつ、成長を続けていくことでしょう。