StockrとAI対話
2026-07-22 09:32:59

AIとの対話を資産化する「Stockr」の新機能が提供開始

AIとの対話を振り返りの習慣に──「Stockr」の新機能



最近、AIが私たちの働き方に大きな変化をもたらしています。その中でも、株式会社ビルディットが提供する振り返りアプリ「Stockr」は、人々がAIとの対話を通じて得たインサイトを、簡単に記録・蓄積できる新機能のβ版をリリースしました。これにより、過去の自分の思考やアイデアを後から参考にしたり、新たな気づきを得ることが可能になります。

生成AI利用の拡大とその課題


近年、生成AIのビジネス利用が急増しています。デロイト トーマツ グループの調査によると、900社を超える企業の部長クラス以上のうち95.6%が生成AIを導入。これは、ビジネスパーソンの思考活動がAIとの対話に多く依存していることを示しています。

しかし、こうした対話から得た気づきは、チャット履歴の中に埋もれがちです。「その場では理解した気がしたが、数日後には同じ質問をしてしまった」という声も多く聞かれます。こうした現状を「思考の使い捨て」と捉え、ビルディットはこの問題に取り組むことを決心しました。

Stockrの機能とMCP連携


「Stockr」は、自己の気づきや感情を短時間で記録し、過去の思考を再発見することを目的としたアプリです。2026年7月には累計で79,000件以上のダウンロード数を達成しました。

今回追加されたMCP(Model Context Protocol)連携機能によって、ユーザーはAIであるChatGPTやClaudeとの対話の中で、「今の気づきをストックして」と指示するだけで、自動的にStockrに記録されるという仕組みが実装されました。この連携によって、日常的な振り返りにAIが自動で組み込まれるため、利用者はより身近に振り返りを行えるようになります。

ボトムアップのAI活用


この新機能は、AIが過去の自分の振り返りを読み出すことで、よりパーソナルな助言や指導を提供できるようになります。具体的には、ユーザーの過去の気づきを踏まえて、AIから「先月あなたは何を考えていましたか?」といった問いかけがされることが期待されます。

もちろん、これらの操作はユーザー自身の認証や同意に基づき行われますので、プライバシー保護にも最大限配慮されています。この機能はStockrのユーザーに、追加料金なしで利用可能となります。

なぜ振り返りが重要か


振り返りの価値は、様々な研究や政策に裏付けられています。経済産業省の政策では「リフレクション」が社会人基礎力の中心に位置付けられています。さらに、ハーバード・ビジネス・スクールの研究でも、業務研修の最後に振り返りを行ったグループが、より良い成績を収めたという結果が示されています。

ただし、振り返りを続けることは簡単ではありません。そのため、Stockrは日常のAI対話を振り返りの入り口として活用できるように設計されています。

AIファシリテーション技術の活用


「Stockr」では、記録された気づきが特許を取得した習慣化支援エンジンに接続されており、一人ひとりの習慣付けをサポートします。このエンジンは、個別の習慣化フェーズを評価し、それに合わせたアプローチで自己の振り返りを促進します。

教育・研修関連事業者への提案


企業や教育機関での研修においては、研修後の行動変容が重要です。ビルディットは、その定着を促進するための実証パートナーを募集しています。このパートナーシップによって、受講者が研修後にどのように振り返りを続け、現場での行動に変化をもたらすかを共に検証していきます。

まとめ


私たちの成長を支える手段として、「Stockr」はAIとの対話を資産として蓄積する新たなアプローチを提供しています。ビルディットは「思考の資産化」を通じて、働く人々の成長を支援する社会を目指しており、今後も多様な展開を計画しています。自分の振り返りを促進するこのアプリは、皆様の成長を共にしていく力強い味方です。


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