Umeeがエスクリと連携、AI活用の新たな接客モデルを構築
Umee Technologies株式会社が提供する「Front Agent」が、このたび、株式会社エスクリに導入され、一部店舗での運用が開始されました。この連携により、ブライダル業界における新しい接客モデルが誕生し、顧客体験の向上と接客クオリティの向上を目指します。
背景と意義
最近のSNSやオンラインメディアの発展によって、挙式や披露宴を計画する人々が得られる情報量は飛躍的に増加しました。この影響でプランナーにはこれまで以上に広範で深い知識が求められています。さらに、顧客に対する提案のカスタマイズも重要な要素となっており、経験豊富なプランナーのスキルやノウハウを形式的に整理する必要があります。しかし、これらの課題を迅速に解決するのは簡単ではなく、リソースの確保が難しい状況です。
このようなニーズに応えるため、Umeeの提供する「Front Agent」は、営業プロセスを大幅にサポートするツールとして期待されています。
Front Agentの機能と特長
「Front Agent」は、AI技術を基盤にしたコネクテッドセールス・プラットフォームです。このプラットフォームでは、Web会議や電話、対面などの会話データをAIがリアルタイムで分析し、会話の内容を可視化。商談データを詳細にレポートする機能により、プランナーの業務負担を軽減します。
これにより、プランナーは個々のお客様のニーズに即した提案を迅速に行うことができ、商談時間を短縮します。従来の商談準備にかかる時間が削減され、効率的なコミュニケーションが実現されるのです。
接客クオリティの向上
「Front Agent」は、商談データの分析を通じて、お客様との商談をより深める手助けをします。顧客のニーズに合わせた具体的な提案を行うことで、プランナーの接客スキルの向上に大きく寄与しています。また、過去の商談履歴や応対記録を蓄積することで、顧客情報を次回の接客時に活用すること可能となり、一貫した質の高いサービスが提供されます。
これにより、顧客満足度の向上が期待され、再訪時の提案もよりカスタマイズされたものになります。お客様一人ひとりに特化したサービスの提供が可能となり、継続的なサービス改善が促進されます。
企業情報
株式会社エスクリは2003年に設立され、挙式や披露宴の企画・運営を手掛けるリーディングカンパニーです。資本金は5,000万円、東京都中央区に本社を構えています。2024年度の年商は266億円を見込んでおり、従業員数は794名を超えています。エスクリの代表、渋谷守浩氏は、同社の成長において重要な役割を果たしています。
Umee Technologies株式会社は2019年に設立され、東京・調布市に本社を置き、会話解析によるAI技術の研究開発を行っています。ビジョンとして「話術の視覚インストール時代」を掲げ、業務の革新に努めています。
まとめ
Umeeとエスクリの連携により、AIを活用した新たな接客モデルが導入されます。この取り組みは、ブライダル業界における接客クオリティを大きく向上させ、顧客満足度の更なる向上を目指します。これからのブライダルシーンにおけるUmeeとエスクリの活躍に期待が高まります。