ジャズ喫茶写真集
2025-08-20 14:02:38

消えゆくジャズ喫茶を訪ねる写真集「Tokyo Jazz Joints」日本語版が登場!

音楽と癒しの空間、ジャズ喫茶の魅力



2023年、ドイツで発売された写真集「Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る」が、日本においても待望の日本語版として2025年8月下旬に登場します。この作品は、北アイルランド出身の写真家フィリップ・アーニールが日本の大切な文化であるジャズ喫茶の魅力を余すことなく伝えるものです。

フィリップ・アーニールの視点から



アーニールは約20年間にわたり日本で暮らし、日本語を流暢に話す彼は、この地で体験したことを写真に収め続けてきました。彼がジャズ喫茶に魅了されたのは、特別な音楽を愛する空間としての存在理由からです。ただの喫茶店でもバーでもない、その独特の雰囲気は彼にとって非常に魅力的でした。この情熱をもとに、アメリカ出身の放送作家ジェームス・キャッチポールと共に「Tokyo Jazz Joints」というプロジェクトを立ち上げました。

消えゆく文化を記録する旅



このプロジェクトは、アーニールが2015年に東京蒲田の「直立猿人」を訪れたことから始まりました。そこから彼は日本全国のジャズ喫茶へと足を運び、各地のジャズ文化を記録していくことになります。日本中の豊かなジャズの伝統を撮影することで、それがどのように消えつつあるかを示すことを目的としています。

写真集の魅力



2023年にドイツの出版社ケーラーから結果的に発表されたこの写真集は、イギリスの大手新聞「The Guardian」やBBCでも取り上げられ、高く評価されてきました。そして日本語版では、オールカラーで厳選された店舗の魅力をビジュアルで伝えています。東京の「ジャズ喫茶いーぐる」や「DUG」、岩手の「BASIE」、京都の「jazz spot YAMATOYA」など、名店のほか、閉店した店舗の様子も掲載されており、そこにはそれぞれの店舗が放つ特有の雰囲気が色鮮やかに映し出されています。

日本語版の特徴



今回の日本語版は、原書とは異なりコンパクトなB5判型の横長での発売となります。ハードカバーではないため、一層愛らしい仕上がりが魅力的です。さらに、巻末にはアーニール自身の書き下ろしテキストが収録されており、彼の日本で過ごした時間や今後のプロジェクトに対する思いが語られています。

文化遺産としての価値



本書は単なるガイドブックではなく、日本のジャズ喫茶文化に対する写真のオマージュと言えます。アーニールが捉えた日本の風景は、多くの人々が見過ごしてきた文化の独自性や豊かさを再認識させてくれます。その景色は、日常生活の中で人々が忘れ去りつつある場の価値を気づかせてくれることでしょう。ジャズ喫茶の静かな空間で流れる音楽の魅力を、ぜひこの一冊で感じ取っていただきたいと思います。

書籍情報



  • - 書名: Tokyo Jazz Joints 消えゆく文化遺産 ジャズ喫茶を巡る
  • - 著者: フィリップ・アーニール
  • - 判型: B5変
  • - 総頁: 176頁
  • - 定価: 4,180円(税込)、本体価格3,800円
  • - 発売日: 2025年8月下旬

日本のジャズ喫茶文化の特別な側面を捉えた「Tokyo Jazz Joints」は、音楽ファンはもちろん、日本文化に興味を持つすべての人にとって必見の一冊です。発売を心待ちにしながら、その魅力に触れてみてください。


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