HYBE JAPANが新体制を発表、アーティスト支援を強化する戦略を展開

HYBE JAPANが新体制を発表

2023年6月1日、HYBE JAPANは事業強化を狙った組織改編を行うことを発表し、アーティスト支援に向けた新たな戦略を明らかにしました。この変革は、2024年8月に発表されるHYBEの新しい成長戦略「HYBE2.0」に基づいており、日本を含む各地域の文化や特性を踏まえた事業展開を図るものです。

進化するHYBE JAPAN

HYBE JAPANは現在、アメリカ、日本、ラテンアメリカを中心に「マルチホーム・マルチジャンル」戦略を推進しています。この一環として、HYBE JAPANのプレゼンスを高めるため、本社組織の改編が行われました。新たに、島賢治がChief Labels Officerに、JEFF MIYAHARAがChief Creative Officerに就任することが発表され、多様性と創造性を兼ね備えた体制が整いました。

島賢治の経歴

新就任のChief Labels Officer、島賢治は音楽関連企業での豊富な経験を持ち、その専門知識をもとにアーティストのマネジメントやマーケティングにおいて重要な役割を果たしてきました。2017年に設立した株式会社fearlessでは、音楽だけでなく、ライブや映像、ファンクラブ、ECなど幅広い分野においてアーティストのブランド戦略に携わりました。

JEFF MIYAHARAのスキル

もう一人の新任Chief Creative Officer、JEFF MIYAHARAは、これまで330組以上のアーティストの楽曲をプロデュースしており、音楽制作の領域で国際的に活躍してきました。さらに、彼は「エンターテインメント×テクノロジー」の融合にも取り組む人材であり、今後のHYBE JAPANの発展においても重要な役割を果たすことでしょう。

アーティストのブランド価値向上に向けた取り組み

島賢治とJEFF MIYAHARAの経験を活かし、アーティストの発掘から育成、そしてそのコンテンツ制作やマーケティングに至るまでの包括的なソリューションを提供することで、アーティストのブランド価値を高めていく方針です。島賢治は、「日本から世界で活躍できるアーティストを創出することが最大の目標」と宣言し、あらゆる要素を統合したアプローチを強化する意図を示しています。

HYBE JAPANの未来

HYBE JAPANは、傘下に複数のレーベルを持つマルチレーベル体制を確立する計画を進めています。また、組織再編により、グローバルグループ&TEAMやJ-POPボーイズグループaoenが所属するYX LABELSもHYBE JAPAN傘下となり、さらなるブランド価値向上へ向けた施策が期待されます。

“Beyond Japan”という理念のもと、HYBE JAPANは日本のエンターテインメントを国際的にも展開する意志を持ち、今後の動向に目が離せません。アーティストと共に新たな時代を切り開くHYBE JAPANの一手に要注目です。