海洋散骨の需要が急増!
近年、海洋散骨の需要が急激に増加しています。特に、運営を行う「海洋記念葬®シーセレモニー」は、このトレンドにおける重要なプレイヤーといえます。なんと、ここ5年間で海洋散骨の実施件数が8.3倍に増加し、年間で1,200件を超えるほどになっているのです。
シーセレモニーの背景
シーセレモニーを運営する株式会社SPICE SERVEは、2010年に「Anniversary Cruise®」を始め、記念日を大切にするクルージングサービスとして成長しました。その後、2019年からは海洋散骨サービスを提供し、現在では東京湾や横浜、さらには相模湾といった地域を中心に、全国の44海域でサービスを展開しています。
数字が物語る需要の高まり
これまでのデータを見てみると、5年前にはごくわずかだった海洋散骨サービスの利用が、今では月間で数百件に達していることが分かります。その理由としては、家族葬や直葬が増加する中での新たな選択肢として注目されている点が挙げられます。特に、参加者が少なくなってきている葬儀において、故人を偲ぶ非日常的な場を提供できることが、多くの遺族から支持されています。
乗船散骨の人気
シーセレモニーの特徴的なサービスの一つが『ファミリー散骨』です。これは貸切船で行われる散骨で、約7割の方がこの方法を選択しています。これにより、故人を見送る大切な瞬間を家族や友人とともにシェアし、心に残る記念日として刻むことができるのです。また、散骨の実施にあたっては、遺族自身が手をかけられるという感情的な側面も強く、喜びの声が寄せられています。
増え続けるリゾート散骨™
最近では、故人の希望を尊重し、リゾート地での海洋散骨が選ばれるケースも増えてきました。特に2023年10月から導入された「リゾート散骨™」では、ハワイやグアムなどの美しい海で、より多くの人々が故人との思い出を新たにしています。海に還してほしいとの声は、経済的な理由ではなく、感情的な理由によるものが多くなってきたようです。
フランチャイズ加盟店の拡大
シーセレモニーでは、全国や海外のリゾート地でも散骨サービスを提供できるよう、フランチャイズ加盟店を募集しています。この取り組みにより、より多くのお客様に対して、多様なニーズに応えられる体制を整えています。
会社の未来
『未来に繋がる豊かな葬送の推進』をミッションに掲げるシーセレモニー。これまでの成功を基に今後も多くの人々に新しい葬送のスタイルを届けることを目指しています。海洋散骨が新たな選択肢として、益々広がりを見せる中で、今後の更なる発展が期待されています。
こうした海洋散骨は単なる葬儀の代替ではなく、故人との感動的な別れの機会を提供する新しい文化として根付いていくことでしょう。