新スタート切ったNagie Lane、ワンマンライブ「654643」で大成功を収める

新体制スタート！Nagie Laneのワンマンライブ「654643」レポート

2025年3月8日、渋谷のLIVE STUDIO LODGEで行われたNagie Laneのワンマンライブ「654643」は、彼らにとって新たなスタートを飾る一夜となりました。脱退メンバーを経て3人組としての再出発を遂げた彼らの初めての単独公演は、すぐにチケットが完売し、ファンたちで埋め尽くされた会場は期待感に包まれていました。

歴史を感じさせるセットリスト

このライブのタイトル「654643」は、Nagie Laneのメンバー構成の変遷を象徴しているとのこと。彼らは常に前を向いて進んできたという背景があり、ライブのスタートでは、アカペラによる「654643 A Cappella」で圧巻のハーモニーを響かせました。美しい歌声が会場隅々を包み込み、オーディエンスは熱気に満ちた拍手で応えます。

その後「イケナイフタリ」ではトラックに乗せたスタイルに変わり、まるで会場全体が彼らの音楽に乗せられて自然と動き出すような素敵な瞬間が生まれました。メンバーのmayuがキラキラした雰囲気を作り出し、mikakoはそのリズムに乗りました。batattiの絶妙なハーモニーは、観客をさらに引き込む力を持っていました。

音楽と共に創られるハッピーなひととき

「東京は夜の七時」では、楽曲に新しいロマンスを吹き込み、「Wink and Thumbs Up」では観客がグッドサインを掲げるなど、全体で一つのハッピー空間を築き上げることに成功しました。Nagie Laneの音楽はただ聞くものではなく、観客も一緒に楽しむことができるという彼らのスタイルがここに現れています。

ライブは続いて「Is This Magic?」「sunset summer cruisin」「SPOON」と多彩な楽曲の流れへ。演奏の度に変わるビートやリズムの中でも、彼らのチームワークは揺らぐことなく、まるでプログラミングされたかのように精密な演奏を繰り広げました。

感情を揺さぶるバラード

深いメッセージが込められたバラードのコーナーでは、mikakoが「ゆっくり手を離して」のエモーショナルな歌声で観客の心に響き渡り、続けてmayuの「あのね、」では、それぞれの思い出を尊重した語り掛けが場の雰囲気を一層深めました。観客は自然と感情を揺さぶられ、一瞬のしんみりとした空気が流れました。

コミカルなMCから新曲へ

しんみりとした後は、メンバー3人がコミカルなMCで場を和ませ、Nagie Laneの新たな姿をファンにアピールします。barattiは自身の思いを語った後、「サウナって最高だよね～！」と叫び、HIPHOPテイストの新曲「SAUNA」に突入。

この曲ではコール＆レスポンスを取り入れ、観客も熱気に満ちた歌声で加わる展開となりました。まさに、Nagie Laneとファンが一体となった瞬間が生まれたのです。

最高のフィナーレへ

ライブの終盤では、しっとりとした「mirage」や華やかな「Kiss me dry ～ Finesse」など色とりどりの楽曲が披露されました。「花と蜜」ではより鮮やかなアレンジが施され、会場は興奮の渦に包まれました。最後は「kiss me in the neon light」で締めくくられ、観客とともに盛り上がりの絶頂を迎えました。

アンコールでは「カフェドキ」に乗せて再登場したNagie Lane。パワフルなパフォーマンスが続く中、YouTube shortsで披露した「シーズン・イン・ザ・サン」をフルで披露し、最後に新曲「金曜日は恋に落ちる日」でこの夜を華やかに締めくくりました。

新体制としての第一歩を記念したこのワンマンライブ「654643」は、Nagie Laneの新たな魅力を感じさせる素晴らしい演奏でした。今後の活躍に期待が高まります。