キヤノン、3D VR映像撮影用の新レンズが金賞に輝く
キヤノンが誇るAPS-Cサイズカメラ用3D VRレンズ「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」が、米国の国際的なデザイン賞である「IDEA賞」の金賞を受賞しました。これはキヤノンにとって初の金賞受賞であり、そのデザインと機能性が高く評価された結果です。
IDEA賞とは?
IDEA賞は1980年に設立され、経済や生活の質に寄与するデザインの価値を伝えることを目的とした、権威ある国際的なデザイン賞です。審査基準には製品の美しさだけでなく、革新性や社会的影響なども含まれており、毎年多様な分野の優れたデザインが表彰されています。
RF-S3.9mmの特長
このたび受賞したRF-S3.9mmレンズは、特に初めて3D VR映像の撮影に挑戦するユーザーに最適な製品です。APS-Cサイズカメラに対応しており、「EOS Rシリーズ」のカメラと組み合わせることで、本格的な3D VR映像を手軽に撮影可能です。全長約54.6mm、質量約290gという軽量・コンパクトな設計も魅力の一つです。
高さと幅のバランスを考慮したデザインにより、全画面での高画質映像を実現しました。特に、見た目の美しさや機能性だけでなく、ユーザーが安心して操作できるように、正面の形状は滑らかな三次曲面で作られています。これにより、撮影対象に安心感を与える工夫がされています。
ユーザビリティへの配慮
また、レンズのデザインは、カメラのグリップ位置や手との関係性も考慮しており、滑らかな三次曲面により手の映り込みを気にせず、ダイナミックな撮影が可能です。利便性と洗練されたデザインとの両立が、ユーザーにとって使いやすい製品作りに貢献しています。
VRの可能性
近年、エンターテインメント、観光、教育などの分野でVR技術の利用は急速に拡大しています。この革新的なレンズは、手軽に高品質な3D VR映像を撮影する手段を提供し、これからのコンテンツ制作に新たな可能性をもたらします。キヤノンは、この受賞を励みに、引き続き性能とデザインを融合させた製品開発に取り組む意向を示しています。
最新の対応カメラには「EOS R7」、「EOS R50」、「EOS R50 V」が含まれ、正しいファームウェアの適用が求められます。これにより、ユーザーは最新の技術を利用した撮影が可能になり、生産性や創造性をさらに引き出すことができるでしょう。
今後、RF-S3.9mmレンズのような製品が、より多くのクリエイターやマーケターに広がりを見せることが期待されています。