ベネッセパレットが新たに掲げる介護食の理念「食べるは、ちから。」と最新ウェブサイトについて

ベネッセパレットが掲げる新たな介護食の理念

株式会社ベネッセパレットは、「食べるは、ちから。」という新ブランドメッセージを制定し、介護食の新商品『パレットデリ』のウェブサイトを開設しました。この新しいメッセージは、高齢者が食事を楽しむことを重要視したもので、老後の生活における「食」の重要性を強調しています。

介護食『パレットデリ』の特徴

『パレットデリ』は、食材の本来の味や香り、彩りを大切にした「こだわりの五ツ星製法」を採用しており、高齢者に配慮した食事を提供しています。特に、年齢を重ねることで、食べることが難しくなった方々のために、以下のような特徴を持っています。

- 手作りの心を込めた製法: 時間と手間をかけて、美味しさと栄養価を追求。
- 栄養が豊富な食材の使用: 食材比率約7割を占めており、最小限の加水で本来の栄養を摂取できるよう工夫。
- 衛生面の強化: 包装した袋ごと加熱殺菌し、急速冷凍で新鮮さを保つ。
- 自然な彩りと香り: 食材の持つ本来の色合いや香りを最大限に引き出す工夫。
- 多彩な食材の活用: 高性能ミキサーによる加工で、色々な食材を活かしたメニューを開発。

介護業界の現状とベネッセパレットの取り組み

現在、日本の介護業界は人手不足が深刻な問題となっており、2026年度には約25万人、2040年度には約57万人の介護人材が不足する見込みです。このような背景の中、ベネッセパレットは、10年以上、介護施設において年間約390万食の介護食を提供してきました。この知見を生かし、介護・医療事業者に向けて手間いらずで美味しい介護食を提供し、社会的課題の解決に貢献し続けています。

新しいブランドメッセージの意義

新たに制定された「食べるは、ちから。」は、介護施設や医療現場の声を反映したもので、利用者の食事満足度を向上させたいという想いから生まれたものです。この言葉は、単に食事をすることの重要性を指しているだけでなく、調理現場の職員や介助するスタッフの「ちから」も感じられます。食べることができる環境を整えることで、すべての人が元気になれる社会の実現を目指しています。

広がる『パレットデリ』の活用

新たに開設された『パレットデリ』のウェブサイトでは、少量高栄養と嚥下機能に応じた食形態、衛生面の強化を追求した商品紹介と合わせて、導入により現場の負担が軽減し、体重維持に繋がった改善事例も紹介されています。また、ベネッセパレットは介護食の導入を促進するため、オンラインや現地でのセミナーを開催しており、調理体験や試食会を通じて、介護現場での厨房運営の効率化を図っています。