KADOKAWA、新しい取締役候補者を発表し経営の改革を目指す

KADOKAWA、新たな経営陣を発表



株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、2025年5月8日に開かれた臨時取締役会で、取締役候補者の選任に関する報告を行いました。6月26日に開催される第11期定時株主総会に付議する候補者が決定し、取締役候補者は合計12名となっております。

取締役候補者一覧


新たな取締役候補者には、代表取締役社長の夏野剛をはじめとした安定感のあるメンバーが含まれています。特に注目すべきは、草野耕一氏の新任社外取締役候補者の選定です。草野氏は70歳という年齢ながら、法律の専門家としての豊富な経験を持ち、過去に最高裁判所の判事を務めた実績があります。社外取締役には、草野氏を含む7名が名を連ねています。

取締役候補者


1. 夏野剛 - 取締役
2. 山下直久 - 取締役
3. 村川忍 - 取締役
4. 加瀬典子 - 取締役
5. 川上量生 - 取締役
6. 鵜浦博夫 - 社外取締役
7. ジャーマン・ルース マリー - 社外取締役
8. 杉山忠昭 - 社外取締役
9. 笹本裕 - 社外取締役
10. 宇澤亜弓 - 社外取締役
11. 岡島悦子 - 社外取締役
12. 草野耕一 - 社外取締役(新任)

本年度の取締役候補者に占める社外取締役の割合は58.3%となり、その中には女性取締役が25%、外国人取締役も8.3%を含まれています。現代の企業運営において多様性の確保が重要視される中、KADOKAWAはその方針を明確に反映させたと言えるでしょう。

草野耕一氏の略歴


草野耕一氏は1955年生まれで、1980年に弁護士登録を果たし、以降法律の分野で数々の実績を積んできました。特にM&Aやコーポレート関連の分野で高く評価されており、顧問として多くの国内外企業に貢献してきました。また、法務とガバナンスに関しての豊富な知見を持ち、東京大学や慶應義塾大学で教鞭をとってきた経歴も特徴的です。

新任取締役候補者としての草野氏には、経営層に対して法的な観点からの貴重なインプットが期待されています。KADOKAWAは、草野氏の経験を参照しながら、企業ガバナンスの強化に向けた取り組みを進めていくことでしょう。

退任予定の取締役


一方で、退任予定の取締役としては、周欣寧(取締役)、芝昭彦(社外取締役)、マクドナルド デービット(社外取締役)が名を挙げられています。新旧交代の中で、KADOKAWAがさらなる発展を目指す姿勢が感じられます。

KADOKAWAの未来へ


KADOKAWAは、出版、アニメ、ゲーム、Webサービスなど幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。特に、IPの創出とそれをテクノロジーを駆使して世界に提供する「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を通じて、今後も新しいエンターテインメントの在り方を提示し続ける存在でありたいとしています。これまでの実績を背景に、未来のエンターテインメント業界においても重要な役割を果たすことが期待されます。

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