Genki GDCが挑む新たな真鯛養殖の形
株式会社Genki Global Dining Concepts(以下、Genki GDC)は、三重県の株式会社タカスイとの協業で最新のAI技術を駆使し、真鯛養殖事業を更に進化させる取り組みを発表しました。このプロジェクトではウミトロン株式会社の「UMITRON CELL®」を導入し、より効率的で持続可能な養殖方法の確立を目指します。
AI搭載スマート給餌機の導入
Genki GDCは2025年11月より、タカスイとの協力のもと、南伊勢町の71基の生け簀で年間約600トンの真鯛を育成し始めます。2026年5月から、魚べいなどのグループ全店舗への供給を本格化。そのためには、品質の安定や飼料コストの最適化、作業負担の軽減が求められます。これを解決するために、AI技術を使用したスマート給餌機の導入が決定されました。
UMITRON CELLの特徴と利点
UMITRON CELLは、AIによる映像解析を活用し、魚の食欲を自動で評価して最適な給餌を行います。これにより、飼料コストを削減しながらも海洋環境への負荷を軽減する効果が期待されています。また、スマートフォンからの遠隔管理により、複数の生け簀を一括で操作することができ、危険を伴う洋上作業を少なくすることが可能になります。
さらに、データはクラウドに蓄積されるため、熟練者のノウハウも次世代へと承継できる体制が整っています。実証実験の結果、給餌量は約2割削減されつつ、真鯛のサイズや品質は安定していることが確認されています。
導入計画とスケジュール
今後の導入計画としては、2026年5月29日に31基を追加設置し、計36基となります。そして、7月下旬には残りの35基を追加設置し、全71基の生け簀をカバーする体制が整います。これにより、全基からの真鯛の品質が均一化され、供給体制がさらに強化されることが期待されています。
期待される効果
この新しい取り組みにより、Genki GDCは以下のような効果を見込んでいます。
- - 品質の均一化:AIによる給餌が全71基の出荷時サイズと品質を安定的に保ちます。
- - 環境への配慮:給餌最適化によるコスト削減と環境負荷の低減を実現し、持続可能な養殖経営に寄与します。
- - 安定供給:データ管理の精度向上により、グループ全店舗への安定供給を実現します。
- - 地域経済の支援:漁場従事者の作業負担を軽減し、南伊勢町の水産業の持続可能性に寄与します。
今後の展望
Genki GDCは、タカスイやウミトロンとの連携を強化し、AI・IoT技術を活用することで養殖業のデジタル変革(DX)を進める計画です。将来的には真鯛以外の魚種にも取り組む可能性があり、さらなる技術革新を目指します。このようにして、「生産者の顔が見える、安全で安心な国産魚」をお客様に届けるべく、これからも努力を続けていく予定です。
会社情報
最後に、Genki GDCの基本情報をお伝えします。会社は1979年に設立され、東京都台東区に本社を構えています。その運営するレストランチェーンは、多くの人々に「元気」と「楽しい時間」を提供することを目指しています。これからも進化を続けるGenki GDCの動向に注目です。