岡山大学の保育所なかよし園で、教育学部清田研究室によるアートプロジェクト第2弾「キラキラなかよし園」が実施され、園児たちの楽しげな様子が印象的でした。プロジェクトは2026年2月17日に開催され、園児は5歳児と4歳児クラスの21人、そして清田研究室からは清田哲男教授や教育学部の学生9人が参加。
アートプロジェクトでは、園児たちがいつも使っているイスやカバン、さらに教室の壁や床をアルミホイルで覆い、きらきらとした装飾を施す作業を行いました。教授からの説明を受け、園児たちはワクワクした様子で作業に取り掛かりました。
最初は、アルミホイルを少しずつちぎったり、どこから始めればいいのか迷ったりする子どもたちに見られましたが、作業が進むにつれて、彼らは独自のアイデアを発揮し、制作に生き生きと取り組む姿が見られました。時間が経つにつれ、お互いに助け合ったり、周囲を見て「自分もやってみたい!」といったチャレンジ精神が活発に見受けられ、興奮に満ちた1時間が過ぎました。
清田教授は、このプロジェクトを通じて「子どもたちが四苦八苦しながらも懸命にアルミホイルをイスに巻き付ける姿に頼もしさを感じた」と述べました。特に、イスの裏側にアルミホイルをいかに貼り付けるかが「大きな壁」となり、友だちや教員と協力しながら悩み抜く様子が印象的でした。できなかったことで悔し涙を流す子もいましたが、それを乗り越える中で貴重な学びがあったことを評価しました。
このような体験は、普段の生活ではあまり得られないものであり、ただ座るだけの道具だったイスとの関係性が変わることによって生まれた新しい発見は、創造性(クリエイティビティ)の形成にも寄与していると考えられます。今後、保育士側にも新たな発見があり、制作に取り組む中で子どもたちが周囲を見て考える様子が成長していることが感じられました。
また、田村弓美副園長は、「個々の特性がよく見え、制作を通じていろいろな人と関わる中で大きな成長があった」と振り返りました。
岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、今後の活動にも大きな期待が寄せられています。清田研究室によるアートプロジェクトは、地域と教育の結びつきを深める重要なイニシアチブの一環であり、今後もこうした取り組みが推進されることが望まれます。
子どもたちの豊かな創造力が育まれる環境を作り続ける岡山大学。このプロジェクトの成功を、今後のさらなる発展へとつなげていってほしいです。