スタインバーグの新たな挑戦!『Dorico 6』の魅力
2019年に初めて登場した楽譜作成ソフト『Dorico』。その最新バージョン『Dorico 6』が、株式会社ヤマハミュージックジャパンからいよいよ発売されました。直感的な操作と美しい楽譜印刷という二つの特長で、ユーザーから広く支持されています。今回は、バージョン6で盛り込まれた新機能について詳しくご紹介します。
1. 自動チェック機能の導入
『Dorico 6』では、楽譜を作成している最中に内容を自動チェックする新たな校正パネルが追加されました。この機能は、特にリハーサルや録音時に確認が必要な部分を即座にハイライトしてくれるため、演奏者が楽譜を読みやすくなるだけでなく、エラーを未然に防ぐ手助けをします。
2. カッタウェイ譜対応
従来の楽譜作成ソフトでは難しかった、カッタウェイ(非表示)譜表の簡単な作成ができるようになりました。これにより、ルトスワフスキやストラヴィンスキーなどの複雑な楽曲に必要な楽譜作成が格段にスムーズになります。ワンクリックで表示できる便利さは、新しい作曲の可能性を広げるでしょう。
3. コード記号の改良
コード記号の表現にも改良が加えられました。複数行にまたがるコード記号の表示が可能になり、楽曲に応じたカスタマイズも可能です。独自のコード記号を標準設定に上書きできる機能も、新しいアレンジメントを楽しむ手助けとなります。
4. サイクル再生機能
『Dorico 6』では、任意の範囲をループ再生しながら編集を行えるサイクル再生機能が新たに加わりました。この機能によって、特定の部分を集中して練習することができ、楽譜の仕上がりを確認しやすくなります。
5. フィルビュー機能
ウィンドウのサイズに応じて表示内容を最適化するフィルビュー機能も強化されており、さまざまな楽譜表示をスムーズに行えるようになっています。これにより、画面上で可能な限り多くの情報を表示することができ、視覚的な把握がしやすくなります。
6. 対応環境と購入オプション
『Dorico 6』はmacOSとWindowsの両方に対応しており、最新のオペレーティングシステムでもサポートされています。通常版の他にも、教育機関向けのアカデミック版も用意されていますので、学生や教育者にとっても利用しやすくなっています。
まとめ
便利さを追求した『Dorico 6』は、作曲・編曲・演奏においてますますのクオリティを求める方々にとって不可欠なツールとなるでしょう。スタインバーグ社が誇るこのソフトで、音楽制作の新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください。販売開始と同時に、多くのクリエイターがこの新しい機能を活用し始めています。