日立が米アリゾナで国際会議にGold Sponsorとして出展
株式会社日立製作所は、2025年10月に米国アリゾナ州フェニックスで開催予定の「Cell & Gene Meeting on the Mesa」にGold Sponsorとして参加することが決まりました。この会議は、細胞および遺伝子治療の分野で世界的に有名な年次国際会議であり、業界を代表する経営陣や意思決定者が集結します。
会議の意義と目的
「Cell & Gene Meeting on the Mesa」は、細胞・遺伝子治療に関する最新の研究成果を共有し、商業化に向けた課題を解決するための場として広く認知されています。日立はこの会議を通じて、同領域の最前線で活躍する企業や研究者との連携を強化し、最新技術の利用方法や市場動向について深い議論を展開することを目指します。
日立の取り組み
日立は、バイオ医薬や遺伝子細胞治療薬の成長領域として位置づけており、デジタル化や効率化を図る施策を「One Hitachi」としてグローバルで展開しています。同社は、生物医薬品の創薬および製造プロセスに、最先端のデジタル技術を駆使して取り組み、患者のウェルビーイング向上に貢献することを目指しています。
また、日立の製品やソリューションを通じて、顧客や社会の課題を解決するためのプラットフォームであるLumada 3.0の推進に力を入れています。これは、蓄積されたデータとAIを活用し、細胞および遺伝子治療薬の効果的な開発を支援する取り組みです。
日立が紹介するプロダクト
会議では、以下のようなさまざまな革新技術が紹介される予定です。
- - 細胞自動培養装置iACE2 (ACC-200): 自動化された培養装置で、再生医療のニーズに応えます。
- - 次世代モジュール型CPC: これにより、高度な細胞培養加工が可能になります。
- - 再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォーム: 「Hitachi Value Chain Traceability service for Regenerative Medicine」により、製品のトレーサビリティを確保。
- - 製造・品質管理システム「HITPHAMS」: 日立医薬品・医療機器製造業向けに設計されています。
まとめ
「Cell & Gene Meeting on the Mesa」は、製薬企業やバイオテクノロジー企業、投資家など、多くの業界関係者が一堂に会する重要な会議です。日立の参加により、細胞と遺伝子治療の進展が一層加速し、これからの医療の新たな未来が開かれることでしょう。日立の先進的な技術がどのように医療分野に貢献していくのか、今後の動向に目が離せません。