海洋生態系を守る
2025-04-17 10:47:22

持続可能な海洋生態系を目指すUMITO Partnersの新たな取り組み

UMITO PartnersがGGGIに参加し、海洋プラスチック削減へ向けた新たな挑戦



株式会社UMITO Partnersは、2025年4月に、廃棄または遺失した漁具による海洋プラスチック問題に取り組む国際ネットワーク「Global Ghost Gear Initiative」(GGGI)に参加することを発表しました。これにより、日本の民間企業として初めてこの国際的なプラットフォームに加わることとなります。

GGGIとは何か?



GGGIは、漁業関係者、NGO、学術機関、政府機関等が協力し、漁具による海洋への悪影響を減少させるための持続可能な解決策を模索するために設立された国際的な枠組みです。今回のUMITO Partnersの加盟は、海の環境保護に向けた重要な一歩といえるでしょう。

ゴーストギアの問題



「ゴーストギア」とは、もはや使用されずに放置された漁具を指します。このような漁具は、耐久性に優れ海中に長期間残るため、魚や海亀など多くの海洋生物に悪影響を及ぼします。特に、捕獲されずに死に至る「ゴーストフィッシング」や、周囲の生態系を破壊し、最終的には微細なプラスチックへと分解されることで、さらに深刻な海洋汚染を引き起こすことが懸念されています。

日本における課題



日本国内では、海に漂着したプラスチックの中で、実に60%以上が漁業由来の漁具であるとされています。この状況は、放置された漁具によって引き起こされるさまざまな環境問題が広がっていることを示しています。レジ袋やペットボトルなどの使い捨てプラスチックに対する意識が高まる一方で、漁具に関しての認知はまだまだ不足しているのが現状です。

UMITO Partnersの目指す未来



UMITO Partnersは「海と人のポジティブな関係を築く」という理念のもと、海の生態系の保護に向けて多方面で取り組んでいます。今回はGGGIへの参加を通じてゴーストギア対策への貢献を強化し、持続可能な漁業や養殖業の転換を図る計画です。これにより、国際水産エコラベル認証を取得する際の対応力も高めることができます。

代表取締役の村上春二氏は、「廃棄された漁具の問題に直面し、これを改善する必要性を日々感じています。GGGIへの加盟を通じて、様々な企業や機関との連携を強化し、より良い未来のために努力したい」と述べています。

これからの展望



UMITO PartnersのGAの加盟は、国境を超えた海洋環境問題への取り組みが進むきっかけとなるでしょう。企業活動を通じて経済と環境のバランスを模索し、海洋プラスチック削減に向けた道を切り拓いていきます。UMITO Partnersは確かなビジョンを持ち、持続可能な社会の実現に向け、今後も挑戦を続けます。

この取り組みが、海洋生態系の保護だけでなく、次世代への環境意識の向上にも繋がることを期待しています。

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関連情報:GGGIに関する詳細はこちらからご覧ください。


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