S.RIDEとDiDi、訪日外国人の移動体験を向上させる新サービス
S.RIDE株式会社とDiDiモビリティジャパン株式会社が提携し、2026年2月中旬より、訪日外国人向けの配車サービス「S.RIDE Global Roaming」を開始することになりました。これにより、DiDiアプリを通じて、東京23区および武三地区内で約1万2千台のS.RIDE提携タクシーを手軽に配車し、決済できるようになります。この新サービスは、世界15カ国で利用されているDiDiアプリの利便性を活かし、訪日外国人がストレスなくタクシーを利用できる環境を整えます。
背景と目的
国土交通省が発表したデータによると、2025年の訪日外国人旅行者数は約4,270万人に達すると予想されています。政府は「2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人、消費額15兆円」を目指しており、今後もインバウンド需要は拡大していく見込みです。その一方で、急増する旅行者に対し、都内の移動手段が十分に整備されていない現状があります。特に、言語や決済に関する障壁が訪日外国人の移動体験を困難にしているため、その解決が急がれています。
また、空港や観光地周辺においては、違法タクシー(白タク)の存在が指摘されており、訪日外国人が正規のタクシーを選びやすい環境の整備が求められています。これらの課題を乗り越えるために、S.RIDEはインバウンド需要を的確に取り込み、提携タクシー事業者への送客数を増やす施策として海外配車アプリとの連携を進めています。
DiDiは各国での豊富な実績を持っており、訪日外国人が安心して利用できる配車環境を提供し、日本の高品質なタクシー体験を届けることが目標です。今回の連携によって、訪日外国人の移動体験はさらに向上し、タクシー事業者の稼働機会も拡大すると考えられています。
サービスの詳細
本サービスは、2026年2月中旬から東京23区および武三地区(武蔵野市、三鷹市)での提供がスタートします。DiDiアプリを利用する訪日外国人が対象となり、利用可否はアカウントの種類等によってシステムで判定されます。
「DiDi」アプリ経由でS.RIDE提携タクシーの配車・決済ができるという仕組みを導入することで、訪日外国人は安心して自分の言語で操作し、目的地へスムーズに移動できるようになります。
期待される効果
この新しい配車連携の特徴は、約1万2千台の都内タクシーネットワークを「DiDi」アプリにシームレスに取り入れることができる点です。これによって、訪日外国人は迅速で高確率なタクシー配車を体験でき、従来の移動手段よりも格段に便利になります。
加えて、タクシー事業者はシステム改修を必要とせず、既存のインフラを利用して新たな需要に応えることができるため、現場の負担も軽減されるでしょう。さらに、この取り組みは空港やホテルなどでの実車率向上にも寄与すると期待されています。
代表者のコメント
S.RIDEの代表、橋本洋平社長は「DiDiという国際的なパートナーと協力できることを喜ばしく思います。私たちは、国内のタクシー産業と世界中の旅行者をつなぐ「ハブ」として機能することを目指しています。」と語っています。
また、DiDiの和久山大輔社長は「訪日外国人の皆様が日本でも正規タクシーを安全かつスムーズに利用できる環境を整えることに貢献できて嬉しい」と述べ、今後のプランについて前向きな姿勢を示しています。
この新しい配車サービスによって、訪日外国人のタクシー利用がますます便利に、快適になることが期待されます。