業務デジタル化に向けた新たな提携
2023年、株式会社内田洋行ITソリューションズと株式会社インフォマートは、フード業界および建設業界における業務のデジタル化と効率化を目指し、セールスパートナー契約を締結致しました。この提携により、両社はデジタル技術を活用してバックオフィス業務のDXを進め、企業の業務効率化に寄与することを表明しています。
契約締結の背景
昨今の企業環境においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まっています。特に、法改正や働き方改革の進展により、企業のバックオフィス業務におけるペーパーレス化とデジタル化が求められています。フード業界および建設業界では、帳票業務のデジタル化に対するニーズが急増しており、このトレンドに対応することが求められています。両社の協業により、このニーズに対する解決策を提供し、業界全体の効率向上を図ります。
両社の強み
内田洋行ITソリューションズはフード業界および建設業界への基幹システムの導入実績があり、各業界特有の課題に対応したソリューションを提供してきました。特に、紙帳票のペーパーレス化や業務の効率化に定評があります。一方、インフォマートは2003年よりBtoBプラットフォームを展開し、外食産業などの受発注業務のデジタル化に注力。特に、卸企業向けサービス「TANOMU」の提供を通じ、フード業界における受発注業務の効率化を強化しています。
提供するソリューション
この提携により、両社は以下のソリューションを協力して展開する予定です:
- - スーパーカクテルCoreFOODs:食品業界に特化した業務管理システムで、販売や購買、在庫管理などを一元管理することで業務の効率化を実現。
- - PROCES.S:建設業向けのERPシステムで、会計・原価管理・請求管理など、建設業務をトータルでサポート。
- - BtoBプラットフォーム 受発注:外食や給食業界向けに、受発注・請求業務をデジタル化し、効率的な業務運営を支援。
これらのソリューションは、両社のシステム連携によってさらに強化され、業界全体の生産性向上に繋がることが期待されています。
前向きな展望
この提携により、フード業界と建設業界のニーズに応えるべく、業務のデジタル化が加速されることが見込まれています。内田洋行ITソリューションズの木村聡取締役は、「この協業により、生産性向上に貢献できることを確信しています」とコメント。インフォマートの杉山大介上席執行役員も、「利用企業が主たる業務に集中できる環境を整える」と展望を述べています。
環境への配慮
さらに、両社はSDGs達成に向けた取り組みとして、ペーパーレス化や業務効率化を通じた環境保護にも寄与していくことを宣言しています。今後の動向に注目が集まりそうです。従来の業務改革からもう一歩進んだ、さらなるデジタル化の推進が期待されています。