プロティアン・キャリア協会が新たに創設した資格
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、組織と個人の関係をより良く築くことを目的として、個人の自立したキャリア開発を支援しています。このたび、同協会が提供する「キャリア開発診断アドバイザー養成講座」を修了した第1期の認定者18名が誕生しました。これにより、今後認定者は個人のキャリア自律を促す専門家として、組織の人材育成を支援する役割を果たすことが求められています。
キャリア開発診断とは
キャリア開発診断は、法政大学の教授である田中研之輔氏が監修したツールで、個人のキャリアの状態を可視化します。6つの指標「キャリア目標」「自己理解力」「健康・幸福力」「変化適応力」「関係構築力」「キャリア資本」に基づき、個々のキャリア状況を多面的に評価します。この診断は、年に一度の健康診断のように自身のキャリアを定期的に見直し、自己認識を深めることで、自律的なキャリア形成とウェルビーイングの向上を目指します。また、組織内でも共通言語として使用可能で、上司や人事部門が社員の成長を促すために活用することができます。
キャリア開発診断アドバイザーとは
キャリア開発診断アドバイザーは、診断結果をただ説明するのではなく、受検者との対話を通じて自己理解を深める伴走者としての役割を担います。養成講座では、診断結果の解釈に留まらず、受検者が自分のキャリアについて考えるサポートを行う技術やフィードバック手法を体系的に学びます。そして、講座修了者は検定試験に合格することで「キャリア開発診断アドバイザー」として認定されます。
今期の認定者には企業の人事担当者やキャリアコンサルタントなど、幅広いバックグラウンドの人々が集結し、それぞれの場面でキャリア開発診断を活用し、個人及び組織の成長を促すことが期待されています。
第1期認定者の声
第1期の認定者にお話を伺うと、「診断結果は評価ではなく、自分自身のキャリアを考えるための手助け」との共通の認識が見られました。彼らは結果の数字に捉われることなく、その結果の背後にある思いや価値観を理解する重要性を強調しています。キャリア面談の際には、受検者が低いスコアに目を向けがちですが、あえて高いスコアの項目から話し始めることで、強みの再確認を促し、自己開示を促す工夫も行われました。また、「診断結果を契機に内省を深め、小さな行動変容に結びつけることが重要」との声もありました。
さらに、今後の活用方法に関しては、「研修に組み入れたい」「上司と部下との1対1のコミュニケーションに役立てたい」との期待が寄せられ、多様なシーンでの活用が可能であることが示唆されています。
第2期養成講座の開催
プロティアン・キャリア協会は第1期認定者の誕生を受け、2026年7月12日に「キャリア開発診断アドバイザー養成講座第2期」を開催します。この講座では、診断結果の理解だけでなく、それを基にしたキャリア対話の進め方やフィードバック技術、行動変容支援の方法を実践的に学ぶことができます。特に人的資本経営やキャリア自律支援に興味のある人事担当者やキャリアコンサルタントにとって、新たなスキルを習得する貴重な機会です。
開催日時と詳細
- - 講座日程: 2026年7月12日 9:00-12:00
- - 検定日程: 2026年8月~9月(詳細は別途)
- - 受講料金: 一般33,000円(税込)/認定者22,000円(税込)
お申し込みは
こちらから。
まとめ
キャリア開発診断アドバイザー資格は、個人のキャリアを主体的に形成していくためのツールとして重要な役割を果たします。未來、個人の成長を支える要となるこの資格の広がりに、大いに期待が寄せられています。