ハピネットの物流における脱炭素への挑戦
株式会社ハピネットの子会社、ハピネット・ロジスティクスサービスは、2022年から始めた「折りたたみコンテナ」(オリコン)の活用を通じて、持続可能な物流システムの構築に向けて挑戦を続けています。2025年9月までに、全国の取引先となる約700店舗でこの新しい納品方法を導入することを目指し、確実にその数を増やしています。
環境に優しいオリコン納品
オリコンは再利用可能なプラスチック製コンテナで、従来の段ボールに代わる環境に優しい選択肢となっています。この導入により、ハピネットの物流プロセスは大きく変わり、CO₂排出量の大幅な削減に寄与しています。実際、2024年度に段ボールの削減枚数は前年の約1.38倍で、168,332枚に達し、これにより約50%のCO₂排出量の削減が見込まれています。これは、年間約122トンのCO₂削減に相当し、約1万3,600本の杉の木が1年間に吸収する二酸化炭素量に匹敵します。
グリーン電力の導入
2023年4月には、ハピネット船橋ロジスティクスセンターで三井不動産の「グリーン電力提供サービス」を導入しました。これにより、施設で使用する電力が全て再生可能エネルギー由来とされ、年間のCO₂排出量を約180トン削減することに成功しています。電力のトラッキング付非化石証書を利用することで、特別な設備の購入なしに、持続可能な選択を実現しています。
太陽光パネルの設置
さらに、2024年9月にはハピネット市川ロジスティクスセンターの屋上に915枚の太陽光パネルを設置しました。この取り組みは、年間約150トンのCO₂削減につながることが期待されています。この発電施設は、災害時の非常用電源としても機能し、事業継続計画(BCP)への対応力を高める要素ともなっています。
未来に向けた取り組み
ハピネットグループは、物流における脱炭素への取り組みを一層強化しており、環境負荷の低減に向けたさまざまな施策を推進しています。オリコン納品やグリーン電力の活用、太陽光発電の導入に加え、さらなる物流効率化、資材の最適化、そして省エネルギー化を通じて、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続ける意向です。
ハピネットのサステナビリティサイトでは、環境や社会に関する当社の取り組みについてより詳しい情報を提供しています。地球環境を大切にするための一歩を、共に踏み出していきましょう。興味のある方はぜひ、
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