イタンジが賃貸住宅管理システムにFAQ機能を搭載し利便性向上

イタンジ、新機能を追加

不動産テック企業のイタンジ株式会社は、賃貸住宅の入居中業務管理システム「入居者管理くん」に新たに「よくある質問（FAQ）機能」を導入したとの発表を行いました。この機能は、賃貸不動産管理会社が入居者からの問い合わせの中でよく寄せられる質問とその回答を設定することで、入居者の自己解決を促進します。

問い合わせ対応の負担軽減

賃貸業務において、管理会社にとって入居者からの問い合わせ対応は非常に重要な業務ですが、時間がかかる上に、同じ質問が繰り返されることも多く、効率化が求められていました。特に、休日や夜間に発生したトラブルに即座に対応できないことが多く、その解決策を模索していたのです。

「入居者管理くん」に追加された本FAQ機能により、管理会社は自身の管理物件に関するよくある質問集をマイページに登録できます。入居者は、24時間いつでもマイページにアクセスし、自分の疑問を迅速に解消することができるようになるため、顧客満足度の向上にも寄与するでしょう。

カテゴリでの情報整理

FAQは、「契約」や「水回りトラブル」などのカテゴリに分類されており、入居者は自分が知りたい情報をすぐに見つけ出すことができます。また、キーワード検索機能を活用することで、特定のトピックに関する質問を短時間で把握することも可能です。

業務効率化のメリット

この機能の導入によって、管理会社は問い合わせにかけていた時間を大幅に削減することができ、他の業務に集中する余裕が生まれるでしょう。特に入居者の問い合わせの中には緊急性が高いものも含まれるため、対応がスムーズになることは、入居者にとっても喜ばしいニュースです。

不動産業界のDX推進

イタンジは「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」というミッションを掲げており、業務のデジタル化（DX）に向けたさまざまな施策を行っています。2024年度には、年間の電子入居申込件数が100万件を超える見込みで、電子契約件数も30万件に達する予測です。これにより合計で約1,135万枚の紙削減が期待されており、環境への配慮と業務効率の向上が同時に実現できます。

今後の展望

新しく導入されたFAQ機能は、問い合わせの対応を効率化し、入居者の利便性を向上させるだけでなく、管理会社にとっても大きな利点をもたらします。イタンジは、今後も不動産業界に革新をもたらすサービスを提供し続けていくことでしょう。これにより、入居者や管理会社にとってより安全で利便性の高いサービスを実現することを目指しています。