アーキテクト・ディベロッパーが取引企業向け事業説明会を開催
株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)は、東京都・東京ステーションホテルにて、取引先企業向けの事業説明会と懇親会を開催しました。今回の説明会には、過去最高となる102社から171名もの参加者が集まり、昨年の97社154名という記録を大きく上回りました。この機会は、懇親会も含めて取引先との連携を強化するための重要なイベントとなりました。
参加者の多様性と関心の高さ
説明会に参加した企業の大半は関東圏に位置していましたが、関西や中部地域からの参加者もありました。これは、広範囲にわたる協力体制の構築に対する関心が高まっていることを示しており、業界全体での連携の重要性を再認識させる結果となりました。
建設業界が抱える課題にどう対処するか
2025年に向けて、建設業界では人手不足、高齢化、資材価格の高騰といった多くの深刻な問題が表面化しています。国土交通省によれば、建設業就業者の数は1997年の685万人から2022年には479万人に減少し、就業者の36%が55歳以上という状況です。さらに、鉄鋼や木材などの資材価格も上昇し、企業はコストの増加や工期の延長による影響を受けています。
ADIでは、これらの課題に対して単なるコスト削減策に留まらず、取引企業との対話や共創を重視し、サプライチェーン全体の最適化を目指しています。これにより、安定した供給関係や持続性のある取引関係の維持に貢献しています。
事業説明会のハイライト
説明会では、代表取締役社長の木本 啓紀が「ADIの現在と未来」と題したプレゼンテーションを行い、売上高640億600万円(前期比103.4%)を記録した背景や今後の成長戦略について詳しく説明しました。また、株式会社佐川工務店をグループに迎え入れたことで、施工体制の強化と品質向上の取り組みについても言及しました。
さらに、執行役員の井村は新たな3ヵ年計画についての発表を行い、取締役執行役員の喜多が組織体制とリブランディングの進捗を紹介しました。参加した建築本部の佐藤本部長と坂田副部長は、同社の建築実績や環境配慮への取り組みについて具体的な事例を挙げながら説明しました。
参加者からの反響
事業説明会終了後に実施したアンケート調査では、多数の参加者から肯定的な意見が寄せられました。「業績と今後のビジョンをしっかり説明してもらい、企業としての方向性を感じられた」「具体的な数値が説得力を持っており、目標達成への道筋が見えた」といった声が多く寄せられています。特に、環境技術へ積極的に取り組む姿勢に共感を示す意見も目立ちました。
持続可能なパートナーシップの構築に向けて
ADIは、今後も取引先との対話を重ね、業界が抱える課題の解決に向けて取り組み続ける意向を示しています。発注者と取引先が共通の目標を持ち、長期的な視点で取り組むことが業界の持続的な発展には不可欠です。信頼関係を強めながら、社会的な課題の解決にも積極的に貢献するとしています。
ADIは「美しい暮らし方を住まいから」という会社理念のもと、人々の生活に寄与する企業として、不動産運用の最適な解決策を提供し、豊かな未来の実現を目指しています。また、今後も業界全体を活性化するための取り組みに力を入れていく予定です。