ユニクロがカンター・ブループリント賞を受賞
2025年6月、フランスのカンヌで行われたカンター・ブループリント賞の授賞式で、ユニクロがディズニーやグーグルとともに栄誉ある称号を受けました。カンターは、マーケティングデータのリーディングカンパニーとして、持続可能な成長を遂げたブランドを称賛するためのプログラムを実施しています。今回のアワードは、各ブランドのマーケティング戦略や市場での成長要素を評価し、14の部門にわたる受賞が行われました。
受賞の背景
ユニクロは、「最も意義ある差別性を備えたブレイクスルーブランド賞」を受賞。彼らの急成長とグローバルな市場での影響力が高く評価され、特に日本や欧米、アジア市場での成長が目立っています。ユニクロの成功は、過去の店舗運営やマーケティングの成果が積み重なった結果であり、その累積的なブランド価値は、2019年の100億USドル未満から2025年には210億USドルを超えると予測されています。
カンターの「ブランド成長のためのブループリント」は、過去10年間のデータを基に構築されており、意義があり、差別性を持つブランドの強さを明らかにしています。ユニクロはその特異性が評価され、今回の受賞につながったのです。
その他の受賞ブランド
カンター・ブループリント賞では、グーグルも特別賞として「20周年記念 ブランド・オブ・ジェネレーション」を受賞しました。グーグルは、そのブランドの価値が20年間にわたって急成長を遂げたことが評価され、840億USドルを超えるブランド価値を持っています。初めてカンターブランドZランキングにランクインした2006年から、2,144%の成長を達成しており、今では多様なデジタル製品を展開することで消費者の生活を豊かにしています。
また、ディズニーは「最も意義のある差別性を備えたブランド賞」を受賞しました。ディズニーは、そのエンターテインメント分野での卓越性とブランドエクイティの拡大が評価され、競合他社を上回るパフォーマンスを示しています。CEOのボブ・アイガーも、その成功の背景には新たな市場のオポチュニティがあると語っています。
ユニクロのコメント
受賞に際して、ユニクロの代表者は「グローバルな成長に対する名誉ある評価を受け、光栄に思います」とコメント。1984年に広島で最初の店舗をオープンして以来、ユニクロは真のグローバルブランドを目指して着実に成長を続けています。代表者は、LifeWearという理念のもと、すべての人々の生活を豊かにする服を提供することに感謝の意を示しました。
カンターCEOのコメント
カンターのCEO、クリス・ジャンセン氏は、ブランドの力を信じており、最高のマーケティングとはブランドの存在感を高めることであると述べています。「受賞したブランドは、消費者の心の中にその存在を確立し、新たな成長の領域を探求している」とし、各ブランドの成長に拍手を送りました。
まとめ
ユニクロがカンター・ブループリント賞を受賞し、ディズニーやグーグルと同じ舞台で称賛されたことは、ブランドの成長とマーケティング戦略が功を奏した結果です。今後もユニクロがどのようにグローバル市場での存在感を強めていくのか、注視していきたいと思います。