睡眠を科学する新アプリ「心想計®」が睡眠外来で実証開始
東京都新宿区に本社を置く株式会社ツリーベルが、画期的なスマートフォンアプリ「心想計®」の実証を開始します。このアプリは、睡眠と生活リズムを自動で記録・可視化するもので、医療現場での利用が見込まれています。これまで無償版を一般に公開してきましたが、2026年からは有償機能を追加したフリーミアム版の提供を始める予定です。
手軽さが魅力の心想計
「心想計」は特に、手書きの睡眠日誌を続けるのが大変だと感じる方に最適です。このアプリがあれば、スマートフォンを持ち歩くだけで、就寝時刻や起床時刻、外出時間などの記録が自動的に行われます。そして、その結果をもとに生活リズムを可視化したデータが生成されます。このデータは、医療従事者や指導者とのコミュニケーションをスムーズにする助けとなります。
心想計のプロセス
1. スマホをインストールし、アプリを起動。
2. 自動で生活リズムを記録。
3. 結果を生活リズム表として出力。
これにより、手書きの日誌が不要となり、無理なく生活リズムの管理ができるようになります。アプリはAndroidとiOS両方に対応しており、簡単にダウンロードが可能です。
監修者と技術背景
このアプリは、睡眠専門医と共同開発され、特許出願中の睡眠判定アルゴリズムを使用しています。これにより、専門的な知識に基づいた正確なデータが提供され、個々の睡眠傾向を把握しやすくなっています。
志村 哲祥医師が監修する本アプリは、睡眠と生活習慣の関係についての深い理解を提供します。志村医師は、東京医科大学の客員教授であり、生活リズムやメンタルヘルスに関する研究を精力的に行っています。
ユースケースが広がる
「心想計」は、個人の健康管理だけでなく、医療や教育現場、企業の健康経営にも応用できます。個人が自分の睡眠や活動の傾向を理解することで、生活リズムの改善に役立てることができます。また、医療機関では、患者の生活リズムを自動的に記録することで、外来指導の負担を軽減することができます。
企業においては、従業員のストレスや健康状態を把握しやすくすることで、より質の高い面談や支援を提供することが可能です。
将来的な展望
今後は、ウェアラブルデバイスや体温計、環境センサーなどとの連携を視野に入れて拡張性を持たせていく予定です。これにより、より詳しい健康状態の管理が実現することでしょう。プライバシーについても配慮されており、個人が情報の共有範囲をコントロールできるのも大きな特徴です。
お問い合わせ
「心想計」に関する詳細情報や、興味がある方は、株式会社ツリーベルの公式ウェブサイトをご覧ください。取材や掲載、医療機関での活用に関する相談も受け付けています。睡眠を科学する新たなツール「心想計」が、あなたの生活にどのように貢献できるか、ぜひ体験してみてください。
心想計の公式サイト:
ツリーベル