フジ・ネクステラ・ラボが描く未来
株式会社フジ・ネクステラ・ラボ(以下FNL)は、東京・江東区に本社を構える企業で、AIを活用した新たなビジネスモデルの確立を目指しています。最近発表された「AI戦略2026」は、AIをビジネスの根幹に据え、業務や組織体制の再構築を行う重要な施策です。この動きは、AIが社会基盤の一部としての役割を果たす新しい時代の到来を象徴しています。
AI戦略2026の背景
AIが現在、限られたシステムから社会全体に影響を与える「新インフラ」へと変化する中、FNLはフジ・メディア・ホールディングス(FMH)グループの一員として、そのリーダーシップを強化する必要があると捉えています。これまでのビジネスや働き方にとらわれない、柔軟で進化した「AIを軸とした思考」への転換が求められています。
FNLは、メディアやエンターテインメント分野において、かつてない体験価値を創出すべく、「最強の人間力集団」を目指しています。このために、AI戦略2026は以下の6つの主要な推進項目から成り立っています。
1. 顧客への「価値提供」
2. 自社の「AI業務変革(AIX)」
3. 社内体制の整備
4. 人財育成
5. AIガバナンス
6. AI戦略2026実行ロードマップ
顧客への新たな価値提供
AI戦略2026の中核には、顧客への「価値提供」があります。2026年度中には、2027年度からの本格的な提供を見越した強固なビジネスモデルを構築することが目指されています。この新モデルの具体的な内容には、圧倒的な開発生産性を背景とした受託開発ビジネスの確立や、現場を伴走しながら顧客の課題解決を図るメディア特化型FDE(Forward Deploy Engineer)の提案・派遣などがあります。
また、データ活用やAIエージェントの運用、セキュリティの強化も進め、メディア・エンタメ業界における新しいAIソリューションを提供することが計画されています。これにより、顧客の業務は大きく変革されることが期待されています。
自社のAI業務変革(AIX)
自社の「AI業務変革」においては、AIを活用した開発プロセスの再設計が進められています。要件定義や仕様書作成、コーディング、テストなどの工程で、AIによるプロトタイプの生成や自動変換技術を導入することで、開発の効率を飛躍的に向上させる計画です。また、日常業務においてもAIの導入が進められ、資料作成や反復作業の自動化が推進されることで、業務の効率化が図られます。
強固な推進体制の構築
FNLは、全社一丸となってこの戦略を実現するため、現場主導の推進体制を整備しています。経営会議直下に「AI戦略WG(ワーキンググループ)」を設置し、社内全体のAI戦略を把握しつつ、実行のPDCAサイクルを推進します。また、AIX担当者が各センターに配置され、各業務の直接的なリードを行います。定期的な「AIX情報共有会」を通じて、成功事例や課題を全社で素早く共有し、知識の横展開を進めます。
さらに、「AIガバナンス委員会」においては進化が早い技術環境に適応するためのガイドラインやポリシーが策定され、従業員が安全にAIを活用できるための環境が整えられています。
人財育成の重要性
AI時代において、FNLは「AIを使わないリスク」を強く意識し、必要なスキルと深い業界知識を持つ人財の育成に力を入れています。全社的なAIスキルアッププログラムを開始し、自己診断やレベル別の学習コンテンツの提供、業務におけるAI実践を必須化した評価制度を設けています。これにより、従業員はAIに向き合い、実績を上げることが求められるようになります。
実行ロードマップ
FNLのAI戦略2026には明確な実行ロードマップがあります。フェーズを分け、各段階での具体的な目標が設定されています。2026年の準備フェーズから始まり、利用基盤を整備し、最終的には新たな価値提供のビジネスモデルを確立し、収益を最大化させる道筋が描かれています。
FNLは、「心動かすテクノロジーで、次の時代をひらく」というパーパスのもと、AIと人間の力を掛け合わせた新しい未来を切り拓いていく所存です。この取り組みは、企業だけでなく、広く社会に利益をもたらすことを目指し、挑戦し続けます。