岡山大学学生が地域健康の実現に向けた新しい取り組みを発表

2025年2月22日、岡山市役所にて、岡山大学の学生たちによる「学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト」が開催され、地域の健康を促進するための活動が報告されました。このプロジェクトは、岡山市の政策局と連携し、学生たちが地域の課題を解決するためのビジネスやプロジェクトを支援することを目的としています。

学生の挑戦

岡山大学からは2組の学生チームが発表を行いました。まず、医学部保健学科3年生の森本翔大さん率いる「COPAIN」というチームが登壇しました。彼らは「デジタル田園都市国家構想と岡山市での適用」というテーマで話をし、デジタル田園健康特区に指定された吉備中央町にて実施した地域のお祭りでの体験を基に、デジタル化の促進に向けた啓発活動の成果を報告しました。地域住民との交流を通して得た知見が今後の岡山市での展開にどのように繋がるかに焦点が当てられました。

次に、大学院教育学研究科の白銀美里さんが「中学生による地域住民への防災認知向上プロジェクト」を発表しました。こちらは、中学生が地域住民に防災の重要性を伝えるために作成した防災すごろくを用いたプロジェクトです。この活動を通じて、地域の地形や容易に発生する災害について学ぶ機会が提供され、地域の大人たちとの交流も図られました。

岡山大学の貢献

今回の活動報告会は、岡山大学の長期ビジョン2050に基づく「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を実現するための取り組みの一環とされています。文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」や「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の支援を受けて、学生たちの革新的な活動が地域の健康向上へと繋がっています。

これからの展望

岡山大学は今後も、地域の健康を実現するために様々なプロジェクトを展開し、学生を巻き込んだ活動を続ける方針です。イノベーションを通じてWell-being社会とCommunity Healthの実現に向けての取り組みが一層進化することが期待されています。地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学の今後の活動にも注目が集まります。