最新グラフィックボードでビデオウォールを実現
日本のジャパンマテリアル株式会社から、カナダのMatrox社の最新製品『Matrox LUMA Proシリーズ』が発表されました。この新たなグラフィックボードは、高い信頼性と安定性を誇ります。特に企業向けに設計されており、多彩な用途での活用が期待されています。
特徴と性能
LUMA Proシリーズは、1枚のボードで最大8K解像度の出力を2系統、もしくは4K解像度の出力を4系統行うことが可能です。このため、4枚のボードを連結すれば、最大16面の大型ビデオウォールを構築できるという革新性があります。特にデジタルサイネージや生産管理システム、社内会議、プレゼンテーションなど、多様なシーンでの利用が期待できます。
高品質な映像出力
本製品はDisplayPort 2.0に対応しており、1枚で8K@60Hzまたは5K/4K@120Hz×2系統、加えて5K@60Hz×4系統の出力ができます。これにより、高画質なコンテンツをスムーズに表示可能です。デザインもコンパクトで、ロープロファイルモデルとフルハイトモデルの2種類が用意されています。どちらのモデルもシングルスロット仕様であり、設置が容易です。
複数ボードの連結が可能
さらに、このシリーズはフレームロックケーブルが同梱されているため、複数のグラフィックボードをスムーズに連結できます。これにより、拡張性が高く、企業のニーズに応じた大型ビデオウォールの展開が可能です。
IPストリーム対応
LUMA Proシリーズは、OEMシステム構築にも対応しており、Matrox MURAシリーズとの組み合わせによってH.264やH.265形式のIPストリームを受信し、表示することができます。この機能は特に、ライブストリーミングや遠隔会議などに重宝します。
HDCP対応で安心のコンテンツ保護
HDCPに準拠しており、保護されたデジタルコンテンツも安心してビデオウォールで表示できます。さらに、Matrox MURAシリーズと組み合わせることで、HDCP保護コンテンツのキャプチャーも可能になります。
製品ラインアップ
現在、2種類の4出力モデルがラインナップされています。2025年には8出力モデル『LUMA-A380P Octal(型番:LUMA-A380P8)』も登場予定です。
- - LUMA-A310FP(型番:LUMA-A310FP)
- 対応バス:PCIe 4.0 x16
- 出力数(1枚あたり):4
- コネクタ形状:Mini DisplayPort×4
- メモリー:4GB GDDR6
- フォームファクター:ロープロファイル/シングルスロット
- - LUMA-A380P(型番:LUMA-A380P)
- 対応バス:PCIe 4.0 x16
- 出力数(1枚あたり):4
- コネクタ形状:DisplayPort×4
- メモリー:6GB GDDR6
- フォームファクター:フルハイト/シングルスロット
まとめ
ジャパンマテリアル株式会社が提供するMatrox LUMA Proシリーズの新型グラフィックボードは、ビジネスシーンの様々なニーズに応えられる高性能モデルです。信頼性と拡張性を兼ね備えたこのシリーズは、デジタルサイネージやプレゼンテーションでの新しい可能性を広げてくれることでしょう。興味がある方は、ぜひ詳細を確認してみてください。