岡山大学が高校教員向け生成AIセミナーを実施
2026年5月19日、岡山大学は岡山学芸館高等学校において教員対象の「生成AIセミナー」を開催しました。このセミナーは、高等学校のDX加速化推進事業の一環として行われ、参加した教員たちはデジタル技術を使った指導法について学びました。
セミナーの概要
岡山大学は、岡山学芸館高校が「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の全国20校に選ばれたことを受け、同校の教育活動を支援しています。このセミナーには、国語、数学、理科学、地歴公民、英語、情報の各教科を担当する13名の教員が参加しました。彼らは自身のデバイスを用いて、生成AIの具体的な運用方法を学びました。
当日は、データサイエンス部の前田緑仁さんが中心となり、実際に生徒が自学自習で活用できる生成AI「Gemini」や「NotebookLM」の使用例と注意事項について詳しく解説しました。
双方向のアクティブラーニング手法
参加者は生成AIをあえて理解度の低い生徒役に設定し、実際の授業場面で「教師」としてそのAIに概念を説明するという逆転型の双方向学習を体験しました。前田代表は「生成AIを単なる情報検索ツールとしてではなく、生徒が自身の言葉で考え、説明し、理解を深めるための協働パートナーとして活用することが、本当の教育効果につながる」と強調しました。
受講者からは「授業準備の効率化に加えて、新しい学習デザインの可能性が見えてきた」といった前向きな感想が寄せられました。
個別支援プログラムの展開
岡山大学では、各高等学校が抱える特有の問題やカリキュラムに合わせた「セミオーダーメイド型の支援プログラム」を展開しています。今回のセミナーは教員対象での開催でしたが、同大学は生徒の視点に立った継続的な学びの支援も行っています。具体的には、「総合的な探究の時間」へのサポートや、センサーを用いた授業、3Dプリンターを活用した実習など多岐にわたります。
このような出張講義プログラムは、他校でも取り入れられつつあり、それぞれの学校のニーズに応じた柔軟な実施を進めています。今後も岡山大学は、教育関係者からのプログラム導入に関する相談に応じていくことを約束しています。
教育の未来に向けて
この新しい取り組みを通じて、多くの教育現場でデジタル技術が浸透し、生徒たちが更に豊かな学びを得られることが期待されます。岡山大学は今後とも地域に根ざした教育の充実を図り、共育共創の実現へと進んでいく姿勢を持っています。これからの教育活動において、岡山大学の取り組みに注目していきたいと思います。