MonoLuとダイアログが共同で物流向け「W3 accounting」を開発
MonoLu株式会社と株式会社ダイアログが共同開発した新しいサービス「W3 accounting」が、物流業界に大きな変革をもたらします。本記事では、このサービスの概要や背景、導入メリットについて詳しく紹介します。
物流業界の現状と課題
物流倉庫では、倉庫管理システム(WMS)の普及が進んでいますが、データ活用が十分に進んでいないのが現状です。作業の生産性やコスト面での把握が不十分で、改善に向けた取り組みがベテランの経験に依存しているケースも多々あります。また、人件費や資材費などが分散して管理されるため、収支の見通しも不透明です。
請求業務に関しても、荷主ごとの契約条件が複雑化しており、属人化といった問題が発生しがちです。このような状況を背景に「W3 accounting」は開発され、物流実績データを基にした効率的な管理を目指しています。
W3 accountingの特徴
このサービスは以下の3つの主要機能を有しています:
1. コスト・生産性の管理
作業開始・終了のトラッキングを行い、WMSからの実績データを自動取得します。これにより、作業工程ごとの工数や生産性を日次で集計し、可視化することができます。現場の状況を定量的に把握できるので、改善ポイントも明確になります。
2. 採算管理
これまでのように手作業での収支計算から脱却し、自動で荷主別の損益を計算します。さまざまな費目に分けたコスト構造や、業務ごとの収益性を明らかにし、どの業務が利益を生んでいるかを把握できます。
3. 請求データの自動生成
ノーコードで各種計算式やロジックを設定可能で、荷主別の単価や条件分岐にも対応しています。これにより、複雑な請求条件にも適応した請求データを一括で生成できるのです。
導入のメリット
このサービスを導入することで、以下のような効果が期待できます:
- - 生産性と採算の可視化により、改善スピードが向上
- - 日次の収支把握による迅速な経営判断が可能に、リスクも低減
- - 請求業務の工数削減やヒューマンエラーの防止、属人化の解消が実現
実際に導入した3PL企業の例では、締め処理工数が従来の3日から約1時間に短縮され、リアルタイムでの収支可視化も可能になっています。
今後の展望
今後は配送コスト管理機能の強化や、複数の拠点を横断的に把握できるダッシュボードの拡張が予定されています。また、AI活用の改善診断機能や、作業者の動きをデータ化するモーションキャプチャを用いた生産性取得機能の開発も進めていく見込みです。
まとめ
MonoLuとダイアログが共同で展開する「W3 accounting」は、物流業界におけるデータ活用を促進し、企業の競争力を強化するための革新的なツールです。物流先進国を目指す日本の未来に貢献することを期待しています。今後もこのサービスの発展を注目していきたいと思います。